自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

ついに!中国山地ラジオ登場しました!

最近あまり投稿できてなかった気がしますが、はじめての大学教員生活に慣れるのが精一杯、な日々です。ようやく春学期もおわり、ほっと一息。

忙しい中でも『みんなでつくる中国山地』の活動は、心の息抜きでもあり大人の青春でもあり、変わらず楽しくやっています。念願のラジオがはじまりました!初回は鳥取・智頭町にあるタルマーリーの渡邉麻里子さんとのトークです。ゆるーい感じですが、話してて楽しかったな〜!30分番組。運転や作業のおともに、よかったらぜひぜひ聞いてみてください!


www.youtube.com

今後も月1ペースで続きます。こんな人の話、聞いてみたいとかも受け付けていますので教えてください〜!ラジオ好きなので感激。ラジオを一緒に取り組んでくれている中尾圭ちゃんに大感謝です!

100年間毎年発行することを掲げる新しいカタチの年刊誌『みんなでつくる中国山地』。創刊準備号(2019年)、創刊号(2020年)に続いて、秋には第2号が出ますので、お楽しみに。編集作業がんばるぞー

↓そのほか、どれでも聞けます!

Spotify
https://open.spotify.com/show/1TkWcxh86gxnBQBbOLcL5Y
▼note
https://note.com/chugoku_sanchi

↓『みんなでつくる中国山地』創刊準備号、創刊号の購入はコチラから!
https://cs-editors.site/

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雑誌TURNSと北海道新聞で『関係人口の社会学』書評掲載

『関係人口の社会学』書評が、雑誌TURNSと北海道新聞に掲載されました。ありがとうございました!!

北海道新聞は、中国山地でもお世話になっている島根大学の作野先生が書いてくださいました。

www.hokkaido-np.co.jp

雑誌TURNSの方もいつもお世話になっているミネシンゴさんからのお声掛けでした。雑誌の最初の方の大きなコーナです!

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そのおかげもあってか、またもやAmazon地方自治分野のランキング1位復活しまして、ありがたい限りです。

 

 

「みんなでつながる中国山地ラジオ」スタートです!

車の運転中、なんか暇だなーとか退屈だなーってときありませんか?そんなときぜひ聞いてほしい「みんなでつながる中国山地ラジオ」スタートしました!

個人的にもラジオ好きなのでもう感激です…!!私も今後出演予定。運転や作業のおともにはもちろん、『みんなでつくる中国山地』ってよくわからないけどなんか気になっていた…みたいな方も大歓迎。第1回は、入門編です。ぜひぜひお気軽に聞いてみてください!

 

「みんなでつながる中国山地ラジオ」第1回(入門編)「中国山地」ってどんなところ?
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▼note

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『みんなでつくる中国山地』という、100年間毎年出すことを掲げた新しい年刊誌を2020年に仲間と創刊しました。

cs-editors.site

一緒に活動するコミュニティをつくろうと会員制度もありまして、その会員の一人、瀬戸内の島に暮らす中尾圭ちゃんが「やってみたい!」と手を挙げてくれて、あっという間に実現しました。

中尾圭ちゃんからのメッセージ

ポッドキャストがはじまります!/
こんにちは。先週から各地で強い雨が降りましたが、みなさま無事に過ごしていらっしゃいますでしょうか。被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、本日よりポッドキャスト「みんなでつながる中国山地ラジオ」をはじめることになりました。ポッドキャストとは、インターネットで聴くラジオのようなもので、Spotifyのほか、中国山地編集舎のYouTubeチャンネル、noteで聴くことができます。
記念すべき第1回は、「『中国山地』ってどんなところ?」をテーマに、前編・後編にわけてお話しています。ゲストは、島根県邑南町に暮らす元地方紙記者の森田一平さん(中国山地の事務局長)です。
金曜日の18時に更新しますので、ぜひ聴いてみて下さいね!(ポッドキャスト担当 中尾)

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浜田市の若者会議が立ち上がりました

浜田市の若者会議が立ち上がりました。「こんな浜田だったらいいな」を市に提言するというのがミッションですが、それより何より、まずは浜田を想う仲間がつながる最初のきっかけになったらいいなと願って、ファシリテーターをつとめることにしました。

先日の第1回の様子。多様な10人のメンバーが想いを口にしてくれて、早速Slackも立ち上がって、楽しすぎてしびれました。地元でこんなに仲間が見つかるなんて、ワクワクしかない…しっかりがんばっていきたいと思いますので、浜田&石見エリアの皆さま、お力添えいただけるとうれしいです!!

写真は浜田ポーズ(※即席でつくった)です!(ちなみに委員は公募で、居住地・年代・ジェンダーを考慮して選任させていただきました。本当なら全員入ってほしかったのですが、残念で残念で、申し訳ないです。またどこかで必ずと思ってます)

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『関係人口の社会学』7/10日経新聞に藻谷浩介さんによる書評掲載です

『関係人口の社会学』7月10日(土)日経新聞に、藻谷浩介さんによる書評が掲載されました。関係人口を、いわゆる田舎=過疎地域問題だけに押し込めない視点がうれしかった。

本書が体系化するモデルは、大東京の都心においても、「本来の主体が主体たることを放棄」しているすべての場、たとえば老朽マンション、劣化した大企業組織、霞が関や永田町などで応用できるだろう。

あとは、石見(島根県西部)に生まれ育った当事者ということにも触れてくださっていて、それもまたうれしかった。

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書評の全文こちらで読めますので(※日経新聞会員なら)よかったらぜひ読んでみてください。
www.nikkei.com

しかし、Amazonでも早速、地方自治部門のランキングトップになり、日経の書評、というか藻谷さんのパワー?すごい… 学術書で高価なのに、ありがたいことです。と言いつつ、お買い求めは、お近くの書店でぜひ。同じページには、タルマーリーさんの『菌の声を聴け』も掲載されてました!

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お近くに書店がない方はこちらから。

www.hanmoto.com

一ヶ月のJCEJリレートーク、無事に終えました!

一ヶ月のリレートーク、無事に終えることができました!ゲスト、視聴者の皆さまには感謝しかありません。本当に本当にありがとうございました!!

結局ほぼ毎日聞いて、それぞれのインタビュー術やトーク内容、面白過ぎて、刺激を受けて夜眠れなくなる日々でした。多様な方々と学び合い、育ち合う生態系が(結果として)できていたのだなーと、だからこそ次の10年、誰とどんなものを創造していくのか、私たちも真剣に考えないとなと思わされました。さあこれからだ!ということで、引き続き、いえ、もっとこれからよろしくお願いしますー!

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耳塚さんが書いてくれた私の回のレポートです◎

「島根の魅力を発信しているわけじゃないんです」。

JCEJリレートーク3週目の最終日(6/26)。ローカルジャーナリストとして地元島根県に暮らしながら発信を続ける田中輝美さんは、あるイベントで冒頭の発言をした際、会場が静まりかえったというエピソードを話してくれました。

地域の魅力を伝えたい、知ってほしいという想いは否定しないものの、それが相手の役に立つのか、なぜ発信するのかを考えなければ「独りよがり」の発信になってしまう。島根県は「過疎の発祥地」とも言われ、日本が直面する人口減少問題の「トップランナー」でもあります。島根の先進的な取り組みを伝えることで、他地域の問題解決にもつながり、日本全体の底上げにつながるーー。単に魅力を発信するためにローカルジャーナリストになったのではなく、そんな信念を持って活動しているそうです。

また、ある地元の若者が「外に出たことがなくてすみません」と言うのを聞き、そう言わせてしまう地元って何なのか、とショックを受けたという田中さん。教育を通じて、地元に残ることに引け目を感じず誇りが持てるようになればと、今年から島根県内の大学教員にも就任しました。ただ、田中さんは「地方の方が都会より良いと言いたいわけではない」とも強調します。都市には地方の情報が届きづらく、地方に暮らすことが選択肢にならない。一方、地方には「都会を目指すのが当たり前」という風潮が強い。この構造を変え、あくまでも「選択肢を増やしたい」のだという言葉に、地方出身の私自身もとても共感しました。

1ヶ月にわたったリレートークもいよいよ最終回となります。28日(月)20時〜はJCEJ代表で法政大学教授の藤代裕之さんが登場します。これまでの豪華ゲストによる藤代さんへの質問や異論反論も受け付け、すべての質問が終わるまで続ける「拡大版」でお届けします。ぜひお見逃しなく!(JCEJ運営委員:耳塚佳代)

 

いよいよ終盤、JCEJリレートーク。26日は私も話します

1か月にわたって毎日開催しているJCEJのリレートーク。いよいよ終盤、今週からは運営委員が登場します=私もインタビューします(22日火)&されます(26日土)。これまでのゲストが素晴らしすぎたので、プレッシャーで緊張します…!

「めっちゃいい話だった……。分断をすすめるのではなく、つながりを回復するためのジャーナリズム」「言葉を残していくことの重さをヒシヒシと感じた時間でした」「寺島さんのお話、温かくて熱くてじーんときた」「すごく応援してもらった気分(勝手に)。ここからずーっと地域を見ているよ」

15日に開催した寺島英弥さん×岡本真さんにいただいた感想です。司会をしながら泣き、感想を見てまた泣き… 詳しくはJCEJページでの投稿を見ていただけるとうれしいですが、刺さる言葉だらけで、心揺さぶられまくりの素晴らしい時間でした。

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残すからこそ時間を越えて伝えることができる、という話もだし、当事者の時間と取材者の時間があるという話も、時間と言うことが通底しているテーマにも思えました。

最後に少し打ち明けましたが、今後どう生きていくのか悩んでいたんですよね。でも、私がこれまで「書く」ことにこだわってきた理由が本当の意味で腹落ちしたし、やっぱりこれからもジャーナリストでありたいと強く思わせてもらいました。

私自身がJCEJのFacebookで紹介したレポートはこちら。

夏暑く冬寒い仮設住宅。油の匂いが鼻をつく街。「目の前のことを語らないと永久に消えてしまう」「出会える人に出会わないといけない」。焦りに突き動かされるように、元河北新報記者の寺島英弥さんは被災地を五感で歩き、書き続けてきたそうです。
現在は退職してローカルジャーナリストとなり、変わらず東北の本や記事を書き続けています。「あらゆる地域にローカルジャーナリストが必要」。ローカルジャーナリストの一つの役割に防災を挙げ、「被災するとこうなる、だからこうならないように伝えていくことが先輩被災地の責任」と語りました。
「残すからこそ、時間を越えて伝えることができる」。聞き手で、全国各地の図書館づくりに携わる岡本真さんが、言葉を記録し、残す大切さを重ねて語っていたのが印象的でした。
寺島さんの過ごしてきた10年という時間や思いを想像し、そして書くことの意味が胸に迫ってきて、涙が止まりませんでした。2週連続で泣いてしまうという司会役でしたが、寺島さん、岡本さん、そして聞いてくださった皆さま、ありがとうございました!

残り少なくなり、見放題チケットも値下げするのが誠実ではないかと話し合った結果、特に29歳以下は1000円とお得になりました(※大人もお得になりました)。お近くのU29にお声掛けお願いしたいですし、今後私が話し手になる場面もあるので、大人の方もぜひぜひお待ちしていますー!!ぜひぜひ見に来てくださいー!


チケットはこちらから。

jcej10th.peatix.com


これまでどんな話がされてきたのかな?と気になる方はレポートをご覧ください。

jcej.hatenablog.com