自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

『関係人口の社会学』広告が掲載されました

本日5月17日付け山陰中央新報1面下に『関係人口の社会学』広告が掲載されました…!以下の新聞にも載る予定とのことなので、また見てみてもらえるとうれしいです。

東京新聞新潟日報信濃毎日、京都新聞大阪日日新聞神戸新聞山陽新聞中国新聞熊本日日新聞

今回、関係人口と地域再生の事例として紹介しているのは、島根県海士町江津市、そして香川県まんのう町の3市町です。関係者の皆さまに順番に献本作業をしているところなので、遅くなってしまいましたが、そろそろ届くのではないかと、思います。まだの方はもう少々お待ちくださいませ…!

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『関係人口の社会学』(大阪大学出版会)発刊しました

本日4月25日、『関係人口の社会学』(大阪大学出版会)無事に発刊することができました。すでにたくさんの方々が予約したよ!と言ってくださっていて、うれしくありがたい限りです。忌憚のないご感想、ご意見いただけると喜びます。

読んだ方がどのような感想を持たれるのか、期待に応えられているのか、不安と心配しかありませんが…あらためて多くの方々の支えがあってここまでたどり着きました。関わってくださったすべての方に感謝申し上げます。

前著『関係人口をつくる』は2017年。当時はとにかく関係人口という新しい概念とはどんなものなのか、自分自身も知りたくて考えたくて、手探りの中で世に送り出しました。

あれから4年。あのとき書き切れなかった ①関係人口の定義 ②関係人口が地域再生に果たす役割、この2つの宿題に、社会学のアプローチで自分なりに向き合ったつもりです。2020年3月に大阪大学大学院人間科学研究科に提出した博士論文を改稿したものなので、前著と比べても読みにくいのではと想像します…

本屋さんを応援したいのですが、緊急事態宣言ということもありリンクをご紹介します。よかったら、地元の本屋さんや、こちらのリンクからお手に取っていただけるとうれしいです。

www.osaka-up.or.jp

 

関係人口の社会学―人口減少時代の地域再生

関係人口の社会学―人口減少時代の地域再生

  • 作者:田中輝美
  • 発売日: 2021/04/25
  • メディア: 単行本
 

 

 

ローカルもやもやLounge 2021春 「どうする?コロナ2年目のローカルプロジェクト」開催します

全国各地で活動するローカルプレーヤーがつながって、日々のちょっとした悩みや違和感を共有できる場になればいいな、という思いで、「ローカルもやもやLounge」という場をつくってみることにしました。

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初回は4月17日(土)19:30~ 新型コロナウイルスも2年目、昨年のように単なる中止や延期はしたくない、でもじゃあいったい何をどこまでどうすれば…?といった現場のリアルな話がみんなでできたらうれしいです。私もそれ考えてた!なんていう方がいたら、ぜひぜひjoinしてください。

一緒に企画しているのが、岩手のさしゅうさん、新潟の井上有紀ちゃん、そして藤代ゼミ卒業生の沼能さん。過去2回、ゲストを迎えてやってみた「ローカルもやもやばなし」をアップデートした感じです。

詳細はこちら。10人程度の限定なのでお気軽にどうぞ。お待ちしています〜!

ローカルプレイヤーにとってのたまり場。
それが『ローカルもやもやLounge』です。
コロナ禍で地域外の人と関わりが持てないな…同世代の各地のローカルプレイヤーとつながれていないかも…つい相談される側になってしまうような…そんな、地域で活動をしている中でなかなか共有ができない悩みやもやもやを持ち寄って、共有し、フラットにお話をしていく場です。


▼申込はこちら▼
https://localmoyamoya03.peatix.com/


季節ごとに1回、年4回、テーマを変えて開催予定です。
ご参加できるときにいらっしゃってください(^^)
1回目のテーマは、
「どうする?コロナ2年目のローカルプロジェクト」
4月から新しい年度が始まり、続々と新しいプロジェクトがスタートするころかと思います。コロナ禍でできたこと、難しかったこと、これからどのように過ごしていくなど、各地で活動するプレイヤーと共有していきたいと思います!


【スケジュール】
2021年4月17日(土)19:30~21:30
19:20〜 受付
19:30〜 オープニング(自己紹介とイベントの主旨説明)
19:40〜 もやもやトーク
21:30〜 終了
※対話形式です。3〜4名のブレイクアウトルームにわかれ少人数でお話いただく時間を設けています。
※皆様との交流の場となるため基本的に画面をONでお願いしております。

【参加費】限定12名ほど
・500円
※積立金とさせていただきいつかリアルでお会いした際の”美味しいもの代”に充てさせていただきます

【会場】
オンライン
※WEB会議サービスZOOMを利用します。

【メンバー紹介】
■佐藤柊平(さとう・しゅうへい)さん
一般社団法人いわて圏 代表理事/プロデューサー
1991年岩手県一関市生まれ・在住。「地元の美しい風景や岩手ならではの文化・地域資源を守りたい」という思いから明治大学農学部(小田切ゼミ)にて地域づくりや農山漁村政策を専攻。東日本大震災を機に岩手と東京の2拠点で地域づくりの活動を開始。
大学卒業後は、都内のPR会社で全国各地の地方創生事業に携わる。2017年に岩手にUターンし、一般社団法人いわて圏を設立。岩手県内の自治体や企業等と、関係人口や地域振興をテーマとした企画や事業を多数展開する。
岩手から次世代型の価値観や仕組み・プロジェクトを生み出すべく活動中。「ローカル業界」での活動・仕事は10年目。岩手県総合計画審議会(若者部会)委員。BS12「未来への教科書」講師など。集落フェチ。

■井上有紀(いのうえゆき)さん
にいがたイナカレッジコーディネーター
1993年生まれ。東京都出身。明治大学農学部卒。2015年4月に大学を休学し新潟市内野町の老舗のお米屋さん「飯塚商店」に魅せられ「つながる米屋コメタク」を同じように移住した2人と始める。
卒業後長岡にあるにいがたイナカレッジに就職し、地域インターンのコーディネーターとして働いて4年目。新潟での生活は、シェアハウスを友達と作ったり本のイベントを開催したりして楽しんでいる。コーディネーターとして未開拓地域に飛び込みつつ、さまざまな企画をつくったり学生の相談にのったりといった日々。

■田中輝美(たなか・てるみ)さん
ローカルジャーナリスト
島根県浜田市生まれ。大阪大学文学部卒。1999年、島根県の地方紙・山陰中央新報に入社し、記者としてふるさとで働く喜びに目覚める。2014年10月、退社し、フリーのローカルジャーナリストとして独立。変わらず島根に暮らしながら、地域のニュースを記録、発信している。
著書に『関係人口をつくる』(木楽舎)、共著に『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版、第29回地方出版文化功労賞、島根本大賞)、『みんなでつくる中国山地』(中国山地編集舎)など。2020年、大阪大学大学院人間科学研究科で関係人口をテーマに研究し、博士(人間科学)を取得。

【参加する方へお願い】
・WEB会議ツールZOOMを利用しますので必要な場合は事前のインストールをお願いします。
・申し込みの際、あなたの”もやもや”やイベントで聞いてみたいことなどを教えてください。
・ご入金後、ご返金は出来かねますのでご了承ください。

【お問い合わせ】
アシスタント:沼能(ぬまのう)
メール:localmoyamoya@gmail.com 

 

『関係人口の社会学ー人口減少時代の地域再生』予約が始まりました

ようやくご報告できます。『関係人口の社会学ー人口減少時代の地域再生』(大阪大学出版会)予約が始まりました…!

胸がいっぱいでうまく言葉になりませんが… 博士論文を改稿したので、前著『関係人口をつくる』とは文体やアプローチも大きく違ったものになっていて、読みにくい部分もあると想像します… ただ『関係人口をつくる』で積み残した①関係人口の定義②地域再生に果たす役割、この2つの宿題に自分なりに向き合ったつもりです。

もし良かったら地元の書店や版元の大阪大学出版会Amazonなどで予約してみてもらえるとうれしいです。

関係人口の社会学―人口減少時代の地域再生

関係人口の社会学―人口減少時代の地域再生

  • 作者:田中輝美
  • 発売日: 2021/04/25
  • メディア: 単行本
 

 

島根県立大学地域政策学部地域づくりコースに着任しました

島根県立大学に新設された地域政策学部地域づくりコースの教員として着任しました。キャンパスは浜田市にあります。地元の大学で人材育成に関われるなんてありがたき幸せ。地域の皆さまにたくさんたくさん力を借りることになると思いますので、ぜひ一緒によろしくお願いします!

ただ、大学のことは、こちらのブログではなく、今後別に研究室のサイトを立ち上げてそちらで発信していこうと思っています。またできたらお知らせしますのでよろしくお願いします。

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『関係人口の社会学』ついに校了しました…!

『関係人口の社会学』先週の26日についに校了しました…!苦しかった(涙)最後、索引の直しがたくさんでゲラが真っ赤でした。連絡や返信、発信などあまりできていなくて心苦しい限りですが、明日あたりから復活していきますのでお許しください。来週からAmazonで予約できるようになるのではないかと思います。店頭に並ぶのは4月下旬の予定。またお知らせします。

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ここからは半分以上、愚痴なのでご興味ある方だけ…

「とにかくこの8年、私は寝ても覚めてもこの本を完成させることだけを考え続けていた。この本一冊のために、一度もさわやかな朝食を口にしなかった」

名著『北の無人駅から』(渡辺一史)の「おわりに」にある一文。さすがに8年間ということはないですが、書籍原稿を抱えているときは、これに近い感覚というか、いつも頭の片隅に原稿があって、あんまり心が休まらないので、激しく共感します。

その中でも、校了という作業は特につらい。校了というのは、これで良し!終わり!って意味ですが、どれだけ見ても、見直せば見直すほど、間違いや論理破綻が見つかって、どんどん自信がなくなってきて、これ面白くないのでは…とか、読む人いるんだろうか…間違ってたらどうしよう…みたいに不安になってきます。

それなのに、校了しないといけないのです。良いわけない…と思いながら、それでもこれで良し!って決める。怖いし、矛盾に満ちた行為だなと感じます。だから本を出すのはいつも怖いし、自信がないです。でもそうやって世に送り出されるから本なのかなと、校了こそが本を本たらしめているのかもしれないとも思うときもあります。書き終わったときには、もう書きたくない気持ちでいっぱいなのですが、そのうち忘れて書いて苦しんで後悔する繰り返し…

26日(金)17時〜島根の可能性と熱量を伝える配信イベント「年度末!!!! しまね24時間トーク 〈島根の人と暮らし〉」です

島根の仲間たちが今日26日(金)夕方からなんと!24時間連続で島根の可能性と熱量を伝える配信イベントをします。私の出番は、18時から「ローカルで書くことの意味 〜小さな価値をみつけていく(仮)」で、影山裕樹(編集者)さんや戸田耕一郎(映像クリエイター)さんとご一緒します。

トークも楽しみですが、こんな無茶な(褒めてます)企画ができる島根ってやっぱり面白いなーと。24時間にわたって多様な人が入れ替わり立ち替わり登場して、文字通り、可能性と熱量が伝わってくると思いますので、ご都合つく時間帯に少しでものぞきに来てください!

校了まであともう少し!の状況ということもあり、直前のお知らせになってしまってごめんなさい〜

島根の可能性と熱量を伝える配信イベント「年度末!!!! しまね24時間トーク 〈島根の人と暮らし〉」を開催します!
島根愛あふれる魅力的な人びととともに島根のコミュニティや働き方、ライフスタイル、教育から、伝統芸能や伝統工芸、さらにはサブカルチャーに至るまで、さまざまなテーマを24時間たっぷりかけて語り合います。

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▼企画背景
私たちCraftsman’s Base Shimaneは、島根の魅力的な「人と暮らし」について、島根在住のフリーランスたちの感性とフットワークの軽さをいかして、映像と記事の制作を行ってきました。3月には東京でイベントを行う予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大状況を鑑み、オンラインに切り替えて実施することにしました。

それにしても、多くのオンラインイベントが行われる昨今において、どうしてこんなに長時間の配信をするのでしょうか。それは24時間配信が現場の熱量を感じ、面白がっていただける最もいい方法だと考えたからです。

コロナ禍のなか、地方移住やライフスタイルをテーマとするオンラインイベントが数多く行われています。Clubhouseのようなアプリでも、地域に対する愛を熱く語り合っている部屋をよく目にします。それならば、いっそ時間を気にせずとことん話をしてみよう、聞いてみてはどうかと考えたのです。

もちろん、単純に楽しそうですし「島根の話題を24時間やったらどうなるかな」という好奇心もあります。スタッフも少ないので正直大変だろうと思いますが、無茶な挑戦を面白がってもらえたら幸いです。

 

 

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