自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

今年も島根県の地域おこし協力隊の研修会に参加してきました

地域おこし協力隊」という国の制度がありまして、移住してくる都市の人を地方自治体が受け入れる制度です。なんと全国に4830人!!島根県も受入数が多くて、今年は180人!せっかく島根に来てくれたその方たちの存在はずっと気になっていて、何か力になりたいなーと思っていまして、今年も研修のお手伝いをしてきました。

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昨年もお世話になった岡山県の藤井さん、そして、しまね協力隊ネットワークの三瓶さんと一緒に、どうしたら少しでもいいものが提供できるか考えて企画しました。 

 藤井さんについてはこちら!

三瓶さんについてはこちら! 

去年の研修についてはこちら!

 研修では力不足も感じつつ……もっとどうしたらいいか、悩みながら、この問題には引き続き取り組んで行きたいと思います。

前日は藤井さんと、そのつながりで私の本を読んだという読者の方と。なんてありがたい…!!

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三崎口「本と屯」にお邪魔してきました!

ずっと気になっていた三崎口(神奈川県三浦市)の「本と屯(たむろ)」にお邪魔してきました。夫婦で「アタシ社」という出版社を営んでおられるミネシンゴさん、三根かよこさんにお会いしたかったのです!「本と屯」は、編集室でもあり、出版社のギャラリーでもあり、公開蔵書室でもある。とても素敵な空間、そしてお二人でした◎

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私もいつかは!出版社つくれたらいいなーなんて妄想してますし、たまる一方の本も分散保存してるので、集約&公開の蔵書室つくりたいなと思っていたので、お二人のあり方はとても刺激になって、やる気チャージされました。慌ただしくて全然ゆっくり滞在できなかったので、またゆっくり来たいです!

お二人を招いて12月21日夜には東京都内でトークイベントも予定していますので気になる方はぜひチェックお願いしますー!

そうそう、ミネさんが、私の本を取り上げて紹介してくださって、それからつながったのでした。うれしく、ありがたいことですーー!

やっぱり終着駅はいいよね!テンションあがるー

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茨城県庁で関係人口をテーマに講演

茨城県水戸市に来ました。関係人口をテーマに茨城県庁で講演でした!お仕事で茨城県は初めて!なんだかすごく茨城県、気に入ったので、また呼んでください〜

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180人くらい、県と市町村からいろんな部署の方々が熱心に耳を傾けてくれて、質問もたくさんで、おかげで私も熱が入って話し過ぎてしまった!

今回は、最初にお声掛けいただいたときには日程がうまく合わなくて、お断りしたのですが、担当者の方が熱心で、なんとか日程を合わせてくださって、開催できました。いろんなお仕事の依頼をありがたいことにいただきますが、やはり、担当者の方の熱意を感じると、こちらもやっぱり何とか調整してお役に立ちたい!と思います。いろんないい方々とのご縁に感謝。

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JR常磐線特急ときわ。快適。最高。好きな特急のひとつです、って、JR在来線特急はみんな好きだけど!茨城はひたちなか海浜鉄道の取材以来、3年ぶりかな。鹿島臨海鉄道も乗りたいなー今回は残念ながら乗れなかった…

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第3回島コン!満員御礼で無事に終わりました

第3回の島コン@東京・島根イン青山、おかげさまで65人もの方が参加してくださいました!!島根クイズが大盛り上がりでうれしかったのと、終了後も二次会に行く方々がおられて、よかったなー少しはお役に立てたかなーととじーんとしました。シェアや声掛けなどで後押ししてくださった皆さま、ありがとうございましたー!

次回以降もありますので、ご興味ある方はぜひ!

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終了後、スタッフで記念撮影@渋谷。いいメンバーに恵まれ、おかげで運営できています。いつも一緒にチャレンジしてくださる皆さまに感謝です。

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「しまコトアカデミー」で講師を務めてきました

著書『関係人口をつくる』でも紹介した「しまコトアカデミー」の本年度の講師として呼んでいただき、「ローカルジャーナリストという生き方」というタイトルでお話ししてきました。しまコトアカデミーももう7期目。ずっと続けているのは意味あることだと思います。毎年、取材したり講師を務めたりで関わらせてもらっていて、感謝。

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しまコトアカデミーのメンターの三浦くんが、島根のソーシャルスポットをガイドしていて、私も知らなかったスポットもあり、やっぱり日々勉強というか、情報のブラッシュアップはちゃんと意識的にしなくては!と気持ちを新たにしました。

terumism.hatenablog.com

 

第3回島コン!8月19日@東京です

婚活支援というより…!結婚するしないは人の選択でどちらでもよいと思うのですが、自分に合ったパートナーや仲間がいると人生より楽しいかな、と、そう願う人に新しいご縁のきっかけを提供できればと「島コン」お手伝いしています。

満員御礼につき増席!第3回島コン!【2018年キックオフイベント!まずはこちらがオススメ!】

50人以上集まるので、きっと新しいご縁があると思います!久しぶりに島根のこと話したいなー!とか、最近の地元どうなのかしら?とか、がっつり婚活したいわけじゃないんだけどちょっと興味ある…というような人も、お気軽に、本当にお気軽に、顔を出してみてください!

昨年からスタートして、今回で3回目の島コン。毎回毎回【満員御礼】で、ニーズの高さを感じます。いい場になるよう、がんばりたいと思いますー!

 

最近気になった記事7選〜地方創生、関係人口、都市と地方、分断

ぜひ記録しておきたいもの、もやっとしたもの、いろいろありますが、まとめてご紹介。

1)確かに地方では公務員、役場のパワーってすごく大きいのですが、都会的な?官民の二項対立文脈で否定的に言われてきたようなところがあって、違和感があったので。西粟倉村は以前から注目している地域です。

”役場がいわゆる役場らしく旧来型の組織であることを前提に、まちづくりのプレーヤーは民間主導だと言う論調はここ10年強かったように思いますが、それは役場が変われない前提に立っているだけの話。役場が変革のエンジンになる意志をもって動き出すと、どれだけパワフルな存在かを西粟倉村は体現しています”

2)リスペクトしている貞包先生の論考。少し関係人口についての捉え方の範囲が狭いというか硬直的な感じがするのが残念ですが、書かれていることは同意です。むしろ私もなんとなく感じていた都市─地方の関係のあり方を言語化してくれていて感謝。

”しかし問題は現代社会で、地方と大都市を結ぶこうした「お互い様」のきずなが弱体化していることである””ライフスタイルに風穴を開けることこそ、大都市の人々が地方創生に期待すべきことといえよう””大都市と地方が絆を弱め、対立を深めているが、その対立を書き換え、「移動」や人生の選択に関しての決定権を、より多くの人々の手に奪い返していくこと書き換え、それによってわたしたちのライフスタイルをみずから望むべきかたちにつくりあげていくこと”

3)書かれている内容は共感できる部分もできない部分もあり、越境入学の是非自体を論じたいわけではないのですが、2)から続いて、都市と地方の関係のあり方について、以下の部分ははっとさせられるというか、非対称性について考えさせられました。

”筆者の肌感覚では地方→都会の越境はあえて厳しい環境を求める志の高い少年だとみられている気がする。逆に都会(特に関西)→地方は競争率を必死に考え、打算でやってきた甲子園の亡者と世間から勝手に決めつけられてはいないか。越境を批判するのなら、少なくとも同じ線で論じられるべきだろう”

4)ここでいう「応援人口」というのは、私が定義を目指している厳密な意味での「関係人口」なのかな?もう少し考えを深める必要がありそうです。

”そこで松岡町長が考えたのが、応援人口の増加だ。

「これからの時代、どう頑張っても、定住人口が大きく増えることはない。住んでいる人だけではなく、応援してくれる人も“住人”にすればいい」

住人が「主体的に参加する形」として、好きな事業に投資(寄付)する「ひがしかわ株主制度」を始めた。当初は2000人を目標にしていたが、今では約2万3000人もの株主が存在し、毎年株主が町を訪れる”

5)指導教員である吉川先生の論考。このくだりにはドキッとします。ここに都市と地方の関係性も関わっているはずで。忘れてはいけない視点だなと思います。

”今の日本社会では、「ジェンダー」「生年世代」「学歴」という3つの分断線が重要な意味をもちはじめています”

6)一気に趣向が変わって。このニーズは地方では絶対あると思う。新聞の接触時間が減り、都会では電車での通勤・通学中にスマホでニュースに触れていると言われていますが、地方は電車でスマホがないので、単純にニュースへの接触時間の減=ローカルジャーナリズムの空洞化につながりかねないのではないかと問題意識を持っています。

”長文記事を読む時間はないが、車の運転中などに、単純なニュースだけではなく、がっしりとしたジャーナリズム報道を時間をかけて「聞きたい」という人々がいる。そのために、BT社は、ノルウェーの音声開発の専門スタートアップであるBeat社と一緒に、速報ニュース専門のポッドキャストをリリースした”

7)これは本当に大切にしたい視点です。