自由のドア

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人が育つということの奥深さ。島根県立大学×グラントワの企画、盛況でした!

お知らせしていた島根県立大学×グラントワの企画、予想以上に多くの方の参加があり、多世代が楽しめるものとなりました。関わってくれたすべての皆さまに全力で感謝申し上げます。本当にありがとうございました!!!

以下、まとまってない文章ですが…【人が育つということの奥深さ】について思い切って書いてみます。

地域政策学部地域づくりコースの「プロジェクト研究」という演習科目の一環でした。名前の通り、地域でプロジェクトを実践するという授業。秋学期、私が益田を担当して、同じ県立であるグラントワと連携して何か企画を実施するというものでした。

グラントワ内にある島根県立石見美術館には、偶然にも私の大学時代の先輩である 川西 由里さんと 南目美輝さんがおられて、こんな形で憧れの先輩二人とご一緒できるなんて!とドキドキワクワク。高校生とも連携したかったし、地に足をつけたものにしたかったので、 檜垣 賢一さん率いるユタラボに相談して、 塩満圭太さん、 麻生 祥子さんを中心に伴走してくれることになりました。

いざ始まってみると、企画を立案し、プレゼンして、先方の思いや問題意識も踏まえて実現可能な案に落とし込んで、本番のタイムスケジュールや役割分担をイメージしながら準備し、告知もしていく…やることがあまりにも多くて…(当たり前なんですが)

それが今回、先輩二人が忙しい中でさすがプロ!の厳しくもあたたかいコメントを何度もくれて企画がどんどんブラッシュアップされ、告知も塩満さんがあれどうする?今どうなってる?と熱心に声をかけてくれて、形になっていきました。

当日実施したのは影絵体験と参加型の絵画鑑賞の2つの企画。参加した友人たちが「一生懸命でめっちゃ初々しくて、学生さんたちが頑張っている姿を見て、わたしも頑張らなくちゃと思った」などと投稿してくれ、こうしたフィードバックも学生が育つことにつながるし、学生から刺激を受けてくれたことも嬉しくて。やっぱり、学生の存在意義や価値は、イメージされがちな「斬新なアイデア」みたいなものに輪をかけて(それももちろんあるとは思いますが)一生懸命な姿が人の心を動かすとか忘れていた何かを思い出す、初心に返るみたいな効果をもたらすことなんじゃないかなとも。私も学ばせてもらいました。

大学に飛び込んで一年半、人を「育てる」というのはおこがましいような気がしてあまり積極的には使っていなくて、人が「育つ」環境を(地元島根で)つくっていきたい、増やしていきたいな、という感じでした。とはいえ具体的にイメージできていなかったのですが、今回の実践を経て、教員や地域の人が一方的に「育てる」というよりも、一緒に「育ち合っていく」ものなのかなと、その結果として学生が「育つ」ということなのかなと、感じました。

関わってくれた方々が「学生だからこんなものでいいだろう」というのではなく、いいものをつくるために妥協なく向き合ってくれたからこそ、学生たちの目線も上がったとも感じ、ここは私一人ではとてもできなかった部分で、もう感謝の気持ちでいっぱいです!!学生のみんなも含めて本当にお疲れさまでした!!!

山陰中央新報中国新聞にも掲載されました。

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