自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

海外留学支援のオンラインイベントを開催します

ニューヨークで留学生活を送っている友人・耳塚佳代さんの支援オンラインイベントを3日(金)夜、開催します。

peatix.com

耳塚さんは共同通信松江支局に赴任経験があり、その縁で、私も運営委員を務める一般社団法人・日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)で一緒に活動していました。

ニューヨーク大学院に進学し、フェイクニュースメディアリテラシーを学んでいましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けています。

そこで、なんとか少しでも支援につながればと、ささやかな有料のオンラインイベントをJCEJで企画しました。

耳塚さんと久しぶりに話したい!という方、ニューヨークの現状を知りたいという方などなど、お待ちしてます!仮に参加は難しくてもチケットを買う形で後押ししてもらえるととっってもうれしいです。ぜひよろしくお願いします…!!

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【概要】
■日時:4月3 日(金曜日)20:00~22:00
■参加チケットに差はありません。チケット代は手数料など必要な経費を除き、耳塚さんに渡します。

【内容】
■第一部:耳塚さんのニューヨーク報告
耳塚佳代×藤代裕之(聞き手・JCEJ代表運営委員)
コロナウイルスの影響が拡大するニューヨークの現状、アメリカの大学院のオンライン授業について、フェイクニュースはあるのか、などを話してもらいます。
■第二部:質疑応答(参加者の皆様から質問に答えます)

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耳塚さんはこのブログにも何度か登場している可愛い後輩であり仲間です。新型コロナウイルスについては、感染リスクがある中でどうしてもアクションが起こしにくくて、悩んでいましたが、こういう形ででも支援できることが見える化できるといいなという思いもあります。よかったらぜひ参加してみてください!

耳塚さんについてはこちら。

terumism.hatenablog.com

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新年度あけましておめでとうございます

2020年度、あけましておめでとうございます。2019年度はしつこく書き続けている通り、博士論文の執筆に集中していて、お仕事はもちろん、このブログも休みがちでした。ようやく、なんとかなんとか無事に博士号をいただき、心身ともに落ち着いてきました。

新年度のはじまりに合わせて、ブログも復活しようと思います。博士論文で消耗していたのもありますが、新型コロナウイルスの感染が拡大していて、3月以降、お仕事のキャンセルがあったり、楽しみにしていた予定が延期されたり、それだけでなくて、インターネット上に飛び交う言説に気持ち的に疲れてしまったり…な日々でした。

なんとなくブログ書くエネルギーも湧いてこなかった…という感じでしたが、この状況をチャンスというまでは前向きに捉えられないにしろ、いまだからできることを地に足着けてやっていくしかないなと、気持ちを切り替えることにしました。

文章を綴るのも、落ち着くというか思考が整理されるので、できる限りエッセイ的にでも?綴っていこうと思っています。お付き合い、ご愛顧よろしくお願いします◎ 写真はいつの日か、3月だったかな、飛行機から撮影した空と雲。

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さて、今日は4月1日。私にとっては、実は、フリーランスになって本当によかったなとしみじみ実感する日でもあります。

というのも、記者時代は4月1日といえば、入社式の取材をしなくてはならず、早起きが超絶苦手なわたしにとって、とてもとてもつらい(おおげさw)日だったのです。しかも雨の日が多い山陰だけに、カメラがぬれないように気を遣わないといけないし、なんか憂鬱一色でした(おおげさw)

でもフリーランスになってからは、4月1日だからといって入社式のために早起きする必要もないし、雨音をのんびりベッドの中から聞きながら、起きたい時間に起きるという、いつもと同じ日常を過ごすことができます。かみしめる幸せ。

本年度のお仕事や動きについてはまた追ってお知らせしますね。4月中の講演もいくつか入ってますが、開催されるのかどうか、ギリギリまでわからないのでお知らせしにくい…!

 

博士号、いただきました!

母校の大阪大学で本日、博士号(人間科学)を、無事にいただきました…!もうなんと言えばよいのか、言葉では言い尽くせないさまざまな感情が渦巻いてます。ほんと苦しかった。この間、支えてくださった皆様に感謝しかありません。

博論の題目は「現代社会における地域再生主体の社会学的研究-関係人口に着目して」。地域を再生するのは誰なのか、関係人口はどんな役割を果たすのかがテーマでした。指導教員の吉川先生はもちろんのこと、副査の川端先生、高谷先生にも大変お世話になりました。出版できるように頑張っていきたいと思います。 

繰り返しになりますが、論を立てて執筆していくのはほんとに苦しくて、これをやっておられる研究者の方々ってすごいー!と尊敬の念が増しました。というか、正直に言うと、やっぱりあんまりできなかったなーと挫折感の方が大きい感じです…

昨年は博論集中のためお仕事大幅に控えてご迷惑もおかけしてしまったし、今年はバリバリ働くぞー!と思ってますので、お気軽にお声がけくださいませ。

とはいえ、まだ実感がわかなくて、少しぼーっとしてます。また博論を書いて感じたことなどまとめたいなとは思いますが、まずはご報告でした。関わってくれたすべての皆様、ありがとうございましたー!

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『みんなでつくる中国山地』狼煙号が第1回山陰広告賞のグランプリに!

仲間とつくった地方発の新しいメディア『みんなでつくる中国山地』狼煙号が、なんと!第1回山陰広告賞のグランプリをいただきました!!本当にすごいことですーー応募してくれた安田よーこさんはじめ、関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました!

9日(月)まで島根県立美術館で展示が行われてまして、見に行ってみました。感激ー!みんなで山ポーズ。山=中国山地なイメージです。

ちなみに3月に予定していた中国山地の東京イベントは、ご存じ新型コロナウィルスの影響で延期となりました…そのほか3月内はほとんど延期や中止です…

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『みんなでつくる中国山地』についてはこちら

山陰広告賞についてはこちら

展示についてはこちら

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大分・江津・鳥取・松江・大阪へ〜2020年2月の登壇予定です

このブログをいつも読んでくださっている皆さまならご想像がきっとついていると思いますが、ただいま、博士論文の修正作業の真っ最中です。書き上げるのもつらかったですが、修正するのもまたつらい…

つらいつらいばっかり言ってごめんなさい。本当にあともう少し、悔いの残らないようにしっかりがんばります。

そんな中ですが、2月の登壇のお知らせはしておかなくては!ということで、取り急ぎですが、お伝えします。こうやって細々とですが、お伝えしていると、これを見て来ました!という方が、しかも遠くから来てくださる方も、ちらほらおられて、それはもううれしくありがたい限りなのです。

お待ちしていますので、もし良かったらお気軽に足を運んでみてください!

『みんなでつくる中国山地』に続いて、先日お知らせしたように『すごいぞ!関西のローカル鉄道物語』が発刊されることもあり、この2つの発刊記念トークなどがあります。来月3月8日にも東京で予定しているので、ぜひぜひぜひ空けておいてくださいねーーー!

2月6日 【満員御礼】関西ローカル鉄道のここがすごい!@大阪市
2月9日 関係人口サミット大分市
2月11日 会いたいカフェvol.1島根県江津市
2月14日 NHK松江放送局ラジオ「まるっとしまね」全国放送
2月15日 佐治町まちづくり推進大会・講演@鳥取市佐治町
2月22日 みんなでつくる中国山地発刊記念トーク松江市今井書店グループセンター店
2月24日 『すごいぞ!関西ローカル鉄道物語』刊行記念 水間鉄道貸切車両でゆく車庫見学の旅水間鉄道大阪府貝塚市) 

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↑最近JR山陰本線の車窓から撮影した江津市波子(はし) の海岸と石州瓦の町並み。

【残席わずか→満員御礼】「関西のローカル鉄道のここがすごい!」2月6日@ナカノシマ大学講座です

新著『すごいぞ!関西ローカル鉄道物語』2月に発刊予定です。関西全11社のローカル鉄道の汗と涙の物語に加え、それぞれの見どころも盛り込んだ新しい鉄道&ローカルガイドを目指しました。

これほんとは1年くらい前に書いたのですが、諸事情でずれ込み、このタイミングとなりました…まずは2月6日に、ナカノシマ大学でお話しします。

関西のローカル鉄道のここがすごい!

残席わずかです。ぜひぜひ遊びに来てくださいー!本のことはまたあらためて◎

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過疎は終わった!と狼煙を上げた『みんなでつくる中国山地』発刊記念シンポ@島根県邑南町

『みんなでつくる中国山地』発刊記念シンポ@島根県邑南町、1月12日に開催しました。運営は試行錯誤の連続で不便をおかけしたと思います。それでもなんとか無事に終えることができたのも参加&関わってくれた皆様のおかげです。本当に本当にありがとうございました!(写真はみんなで「山」のポーズです)

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100人を超える方々が集い「こんなことしてみたいんです」「私もです!」「一緒にやりましょー!」とつながっていく姿を見ながら、こういう場がつくりたかったし、そのきっかけにするために、新しい地方発のメディアをつくったんだ、とあらためて胸が熱くなりました。

これがスタート。今年はテーマごとの中国山地○○未来会議(分科会)をつくって具体的に進めていくイメージです。例えば

・若者未来会議
・視察ツーリズム未来会議
・ローカルモビリティ未来会議
・景観未来会議
・鉄道未来会議
・ローカルジャーナリスト未来会議

とかやりたいねー!と盛り上がったので、少しずつ立ち上がっていくと思います。この分科会がさらなるつながりの起点になっていく。ああもう書いていてワクワクする…

少しでも何か感じた方はお声掛けください!

でも今回のシンポはちょっと参加しにくかったという声もいただきまして、もっともっと気軽に関われる仕掛けも考えたいなと思っているところです。

そのほかシンポでは、過疎が終わりつつある、と感じている人が多いことも励まされたし、さらに一歩進めて、思い切って過疎は終わった!という狼煙(のろし)を上げていこうということも確認しました。

なぜ過疎が終わったと言えるのか、のより突っ込んだ議論や、今回のシンポの様子は、今秋に発刊予定の創刊号で詳しく紹介したいと考えてます。

それにしても。私が記者になった1999年から10年くらいは、希望が見えなくて、若者は出て行くばっかりだし、これまであったお店もなくなるばっかりだし、取材していても正直つらかった。それが2011年くらいから、明らかに風が変わりました。

若者たちがこれまでとは違う視点で地方に価値を見いだして、飛び込んできている。移住者が現れて、古民家を生かしたお店ができたりもするようになった。面白いことが次々と起こり始めているな、と肌で感じ、共有するメディアをつくりたいと思うようになりました。

そして昨日のシンポ、本当に参加する人がいるのか、不安でいっぱいでしたが、結果的に100人を超える超満員となり、それを見ていたら、あの希望が感じられなかったころを急に思い出し、今ここにこんなにも思いや問題意識を持った仲間がいるんだな、やっぱり時代は変わった、ここから一緒にがんばっていこう、と胸がいっぱいになりました。もちろんとても1人でこの場はつくれなかったし、一緒にもがいてくれる中国山地編集舎のみんなに感謝です。

みんなでつくる中国山地

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