自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

地元にある築86年の近代建築を取得しました、人生の一大チャレンジです…!

島根県浜田市金城町美又(みまた)地区にある旧農協の建物を、思い切って!ついに!取得しました。「農協さん」と呼ばれていたそうです。正式名称は「旧美又信用購買販売組合事務所」。これからリノベーションします。8/6(日)と8/29(火)に見学会を予定していますのでご興味ある方はぜひぜひぜひお立ち寄りください。

祖父母の家が2kmくらい先にあって、週末や夏休みはほとんどそこで過ごしていました。旧農協の建物には購買部があり、おばあちゃんと手をつないで歩いて山を越えて、高台からこの建物が見えると「やっと着いたなあ、お菓子買ってもらえるなあ」とわくわくする、大好きな思い出の建物でした。

月日が経ち、JAも撤退してここ数年は空き家になっていました。放っておいたら取り壊されてしまうので、それは耐えられない!でも自分だけではどうもできないし、どうしよう…と迷い、悩む日々でした。10年前に仲間と設立したJCEJ(一般社団法人日本ジャーナリスト教育センター)メンバーに雑談気味に話したところ、いいね!一緒にやろうよ!と思いがけない反応で、おかげで一歩が踏み出せました。メンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。

jcej.hatenablog.com

昭和12年のもので、建築好きの方々にはそれなりに知られているようです。外観が建築当時のままよく残り、石州瓦=赤瓦も含めて周囲の建物と一体となった景観を形成しています。戦前の産業組合のキャッチコピー「共存同栄」マークが完全な状態で残されているのも貴重です(中央の桜みたいなマーク)。

地域住民に愛されているこんなに素敵な建物が残らない、生かされないような社会はつくりたくないし、加担もしたくない…!!!という思いに突き動かされてチャレンジしますが、どこまで何ができるのか、本当に手探りです。今後クラウドファンディングも検討していますし、人生の一大チャレンジ、可能な範囲で応援、後押しいただけると嬉しいです。またこちらのブログでも報告していきます。