自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

京都での「働く」を考えるイベント、無事に終わりました

「働く」がテーマの京都のイベントでは、岩國育英財団奨学金つながりの20年来の友人、浅利美鈴ちゃんと岩谷彩子さんと再会。二人とも京都大の准教授!ものすごく久しぶりだったけど、時間も距離も一気に飛び越えて濃い時間を過ごせました。友人っていいなあ。

f:id:terumism:20170328201107j:plain

 


イベントの前に立ち寄った京都市役所では、国交省から出向中で以前からお世話になっている小笠原副市長、そして大学時代の親友の一人である田中景子ちゃんにも再会できました!なんてステキなことでしょう。写真はとってもクラシカルな京都市役所。

f:id:terumism:20170328173424j:plain

「ローカル鉄道という希望」が第42回交通図書賞奨励賞に選ばれました!

『ローカル鉄道という希望ー新しい地域再生、はじまる』が、第42回交通図書賞奨励賞をいただきました!!交通図書賞は「共催:交通協力会、交通新聞社。交通に関する優秀な図書を選び、広く推奨することで、交通知識の普及・交通従事者の教養の向上を目指すものとして、昭和 50 年度に制定された賞」ということです。

魂を込めて書いた本なので、心からうれしいです。関わってくれたすべての皆さま!本当にありがとうございました!!!!!

f:id:terumism:20170324172137j:plain

ここから少し長くなります。

私、というか、ジャーナリストは、書くことしかできません。私がこの本を書けたのも、各地で奮闘しておられる鉄道関係者がおられたからです。取材に行ってその方たちの情熱に触れ、これは伝えたい!伝えなくては!!と、突き動かされるような、託されているような、そんな気持ちになり、書き続けることができました。

そういう意味では、この賞は鉄道関係者の方々と一緒に受賞したものだと思っていますし、一緒に喜びたいなと、そう思います。

そして次に、取材して書いただけでも、広く読んでもらうことはできません。出版社、今回は河出書房新社が出版するという決断をしてくれ、おかげで書籍として世に送り出すことができました。

特に担当してくれた編集者の藤崎寛之さん。編集者として素晴らしい仕事をしてくださいました。タイトルに「希望」とありますが、実は私は自分の原稿の中では「希望」という言葉をほとんど使っていません。

それなのに、藤崎さんが「ローカル鉄道という希望ー新しい地域再生、はじまる」と付けてくれたのを見て、ああ、私が描きたかったのはこういうことだったのだと、初めて気付きました。授賞式にて藤崎さんと。

f:id:terumism:20170324172802j:plain

藤崎さんは、今回の授賞式でも、恥ずかしいですが、私のバイタリティに触れてこのタイトルを思いついたこと、そしてこれからもローカルジャーナリストという挑戦をしている私を応援してあげてほしいことなどを挨拶で言ってくださいました。嬉しくてありがたくて、涙が止まりませんでした。

たくさんの人に助けてもらって、支えてもらって、活動できています。感謝しながら、ローカルジャーナリストとしていい作品をつくるということで返していきたいと、あらためて心に誓いました。

そこで、お願いが1つあります!

もっとこの本を一人でも多くの人に届けたいと思っています。重版もぜひしたいです… 皆さまが友人に勧めてくれたり、SNSで紹介してくれたり、なんでもいいので、お力添えいただけませんでしょうか!!

f:id:terumism:20170324155502j:plain

最後に。ジャーナリストとして、人と同じものを書いていてもしょうがない。だから、光の中の影、または、暗闇の中に光、を書くことに興味があり、そういう仕事をしたいとも思ってきました。

そういう中で、この本を通じて、私はやはり、暗闇の中の光を描きたいのだと、つまり、この本で言えばローカル鉄道のように希望がないと思われているところにも存在している希望を描きたいのだということを再認識しました。

これからも、私がフィールドにしている島根をはじめとした地方に生きる人々の希望を描いていきたいなと、思っています。次作も決まっていますので、またお知らせします。引き続き応援よろしくお願いします!!!

「働くこと」を考えるイベント@京都 3月28日です

「働く」を考えるイベント@京都に登壇させてもらいます!大学時代からの畏友・浅利美鈴ちゃん(京大准教授)のお声掛け。

働き方に関心がある学生や社会人の方はもちろん、私がフィールドにしている地域(地方)や、美鈴ちゃんがフィールドにしている環境、そして会場の京都のステキな町屋に関心がある方などなど、ぜひお越しください◎◎

美鈴ちゃんは京都、私は大阪で、大学は違いましたが、岩國育英財団という奨学金のおかげで出会いました。ほかの奨学金メンバーともよく集まって、語り合い、青春の思い出の1つ。いつか一緒にお仕事できたらうれしいなあなんて思っていましたが、実現するとは!お互いの歩んできた道がどんな風に交差するのか、とても楽しみです。

f:id:terumism:20170326193649j:plain

日  時: 平成29年3月28日(火)午後6時~8時
島根から:「地域で働くということ」
      田中輝美 氏(ローカルジャーナリスト)
学堂から:「環境をテーマに働くということ」
      浅利美鈴(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)
司  会: 吉野 章(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)
協  力: 嶋  臺 (しまだい)

 

しまね未来探訪(24)雲南創作市民演劇

そうそう、昨日24日(金)は、山陰中央新報で連載中の「しまね未来探訪」の掲載日でもありました!ありがたいことに、24回。毎月1回=年12回ですので、2年間続けさせていただいているということです。感謝。

f:id:terumism:20170326165741j:plain

ジモトアイで「異伝ヤマタノオロチ」を紹介。うれしい感想も。

事後報告でごめんなさい!本日24日夕方、山陰中央テレビ(TSK)みんなのニュース内で持っているコーナー「ジモトアイ」にて、雲南市の創作市民演劇「異伝ヤマタノオロチ」を紹介しました。

出演者やスタッフの皆さんがとても楽しそうで、でも真剣でまっすぐで、私も胸が熱くなりました。その熱量を感じてもらえたならうれしいです!

見た関係者の方からこんな感想をいただきました。うれしい。

昨夜のニュース、拝見しました。なんというか、市民劇がまったく違和感なく伝わってきました。輝美さん、さすがっす。ゆずなちゃんがいい顔してたのもよかったなー。あと、輝美さんの愛も感じました(笑) 本当にありがとうございました。

 

大変お世話になりました。
新聞も大きく扱っていただき大感謝。
テレビの威力もすごい。

市民手づくり

子どもから大人まで

出会いの場

5年間での輪の広がり

参加者の成長

西藤の成長

ホールが町の活気をつくる

まちづくりは人づくり

…こちらの拾っていただきたいところが限られた時間の中にしっかり収まっておりました。
さすがです!

僕は単に演劇が好きで、その楽しさをいろんな人に知ってもらいたくて、そしてそれはある程度質の高いエンターテイメントを上演し続けることで広がっていけると思って続けてきました。
改めてこの5年間を振り返ると、目指していたことが実現して行くとともに、このままではここまで、という一つの限界も見えてきました。

次の年度はおそらく次のステップへ向けて、この市民劇のつくりかたをよりよく変えていくことになると思います。


具体的に言えば

先を見越して継続可能なカタチにする

単に作品をつくるだけでなく、企画の段階から市民が参加する

キャスト、スタッフともに先を見越した技術向上の場とする

という感じで。


僕はこの市民劇は、全国的にみても異様な取り組みだと思っています。
作品として観に来た方に誉めていただいたり観客の広がりはあったけれど、取り組みそのものを取り上げてくださった媒体は、もしかすると今回の田中さんが初めてかもしれません。
本当に感謝です。


今回はあまりにいろいろやりすぎて自分に余裕がなく、周りにずいぶん助けてもらったり迷惑をかけてしまいました。しかしながらそれでまた見えて来た景色もあります。

今後とも雲南、あるいは地方の演劇のこと、よろしくお願いします。

f:id:terumism:20170307210730j:plain

東北ローカルジャーナリスト育成事業の記事公開!(上)

JCEJとして取り組んでいる東北ローカルジャーナリスト育成事業、受講生の記事が続々と公開されています。どの作品も、書き手の思いが伝わってきて、泣いちゃった記事も結構あります。地域に生きる人の想いが地域から発信されるのは、ローカルジャーナリストを名乗って活動する私としても、とてもうれしいです。ぜひとも読んでみてくださいっっ!!!!!3月11日まで毎日公開しますので、注目してみてくださいね。


 

「異伝ヤマタノオロチ」の取材に行ってきました!

TSKで持っているコーナー「ジモトアイ」の取材で、雲南市の市民劇「異伝ヤマタノオロチ」の稽古にお邪魔しました!すごく熱気があって、面白かった!本番も楽しみです◎放映は3月24日(金)の予定です〜!

f:id:terumism:20170307202533j:plain