自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

ご縁が紡いだ連載。日経グローカルで連載「鉄路と地域のハッピー作戦」始まりました!

少し紹介した日経グローカルでの連載が、4月6日号から、始まりました。タイトルは「鉄路と地域のハッピー作戦」。テーマは鉄道×地域。連携しながら取り組んでいる全国各地の事例をレポートするというものです。

初回は、われらがJR松江駅。別に地元だからというだけではなく、内山興支店長が来てから、地域とJRの関係は、ずいぶん変わりました。よい方にというか、手を取り合って地域の課題に向き合っています。内山さんは「地域と鉄道は運命共同体」と言い切っていますし、ある意味、鉄道と地域の関係性や変化を表す象徴的な事例ではないかということで。

鉄道の記事は、鉄道の話だけにとどまったり、鉄道が好きな人が鉄道好きの人に向けて書く、ある意味内輪的になりがちではないか…という問題意識が発端でありまして、今回の連載は、鉄道と地域とのかかわりにこだわります。

これも、日経グローカルの編集長の礒さん(※4月から異動されました)が、日経新聞松江支局長だった時代から顔見知りだったというご縁が最初です。それが、たまたま、大阪大学人間科学研究科でお世話になっている吉川先生に東京でセミナーがあるよと言われて何気なく顔を出したら、礒さんと久々に再会!して、フリーになったことをお伝えすることができ、加えて、乗り鉄(JR乗車率99%)、かつ、地域を拠点にしたローカルジャーナリストを名乗っている…ということで、連載をいただくことになりました。あ、乗車率100%ではなく、99%というのには、悲しいドラマがありまして、この話は明日にでも書こうかな。

話を戻して。人生、どこかどうつながっているかわからない!本当にありがたいことです。鉄道も地域も興味津々の私にとって、これほどやりがいのある連載は、なかなかありません。礒さんの次に担当をしていただいている川上さんも鉄道好き!で、いろいろ情報やアドバイスをくださいますし、続いてよいご縁をいただきました。

人口減少時代、鉄道の経営は決して楽ではないですが、でも、調べていくと、各地でたくさんのチャレンジが生まれていることに、あらためて気付かされました。悩んでいる地域や鉄道の方々に、少しでも参考やヒントにつながるものにしたいです。一つ一つ、紹介していきます。月に2回の予定です。これまで、銚子鉄道ことでんの様子をお伝えしましたが、引き続きアップしていきますね〜

日経グローカルは、年間契約制なのですが、全国の自治体の政策や各種ランキングがデータとともに掲載されていて、調査報道もしておられます。興味がある方はぜひ。


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