自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

準備は裏切らない

昨日の1周年のブログは、テンション上がったまま勢いで書いてて、なんだか恥ずかしいですね…失礼しました。そして、今日こそ、ようやく書きます。パネラーとして出演した29日のトークイベントで、泣いてしまうほど悔しかったこと…!でも、具体的にどんな発言をしたかは、覚えていなくて、そのときそのときは夢中というか一生懸命なので覚えていないので、ちょっと抽象的な話になってしまいますが、お許しください。

まず1つは、ゼミ生の質問に答えられなかった。ゼミ生が、予定にはなかったwいい質問をいくつかしてくれたのですね。で、それが、やっぱり、大人とは違う、学生ならではの、素直な、素朴な質問で、私は面食らってしまって。結構珍しく、詰まってしまって、うーん、どうですかね…みたいな感じで、とりつくろうこともできませんでした。我ながら本番になると火事場の馬鹿力的な感じで、その場で初めて気付いたりして口をついて出ることが多いのですが…今回は全然…でも、やっぱり田中優子先生は、きちんと受け止めて答えておられて。多分、ゼミ生の質問は、会場に来てくださっていた方々の雰囲気や想いを代弁していたのだろうと思うのですが、そう思えば思うほど、答えられなかったことが悔しくて、申し訳なくて。

続いて、会場の方々も、いくつか質問を投げてくれたのですが、それも、ベストな答えが返せなかった気がします。私が答えている内容が、ちょっとずれているということで、横で見ていた藤代さんが珍しく介入してフォローしてくれたくらい。これも、田中優子先生は、この日のハイライトとなるくらい素晴らしい回答を示しておられて。素晴らしかったです。

トータルとして、ゼミ生と優子先生の力で、イベントとしては、みんなよかった〜って笑顔で帰っていきました。それはもちろんよかった。ほっとしました。でも、個別でみると、私のアドリブ力のなさというか、器の小ささというか、際だった気がします。場数が大事、こなすことで、力がつくよと声をかけてもらい、それはもちろんそうなのだろうと思うのですが、そう言っていても、今後にはつながらないので、教訓と対策を考えてみます。

① ゴールを意識していなかった
普段イベントをするときは、このイベントのゴール、目的は何なのか、つまり参加者にどう思ってほしいのか、ということは考えて、それを大切に心に刻んで、臨みます。そのゴールによって、話す内容も、質問が出たときに対する答えも、まったく違ってきます。でも、今回は、自分の主催イベントではないこともあり、一参加者的に、傍観者的で、予定された流れの中で何を話すかは考えてはいたけれど、もう一枚めくった本質的なゴールを意識していませんでした。それがかなりよくなかった。答えるときに何を大事にしていいのか迷ってしまい、そういう迷いがもろに出ました。もちろん、意表を突く本質的ないい質問が出たので答えるのは難しかったのだろうとは思いますが、それでも、ゴールを意識していれば、もう少し、答えようがあったと思います。

② 準備が不足していた
『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』についてのイベントだったわけですが、この本を、最近読み込んでなかった…自分で書いたとはいえ、日々いろんなことをして生きていると、記憶や手触りも薄れていくわけで…田中優子先生の著者は読んだのですが、もう一回、『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』にもざっと目を通しておくべきでした。質問の中で、そんなに前向きじゃないというか迷っている人はどうしたらいいのかというようなニュアンスのものがあり、私はうまく答えられなかったのですが、あとで、藤代さんに言われました。それこそ本の中で、尾野寛明さんの章で、かなり分量を割いて紹介している、尾野さんから本宮理恵さんへの手紙、そこには現場に飛び込んでみろ、やるしかない的なことが書いてあり、あれを紹介すべきだったと。なるほどーーーーー!と思いました。それは、もう一回、ざっとでも目を通しておけば、思い出したかもしれなかったのです。

ゴールの意識も、もう一度本を読んで準備しておくことも、やればできることです。この2つができていれば、もっと違ったと思います。準備は裏切らないという言葉がありますが、本当にその通りだと思いました。せっかく貴重な時間を割いて来てくださった方々に対して、私のベストが出せなかったことは、本当に申し訳なく、悔しいです。お詫びしたい。二度と繰り返さないように、心に刻みたいと思います。具体的でなく、わかりにくかったと思いますが、記録のためにもブログに残しておくことにしました。

今日は、島根県内のある町のトップの方と会食でした。本音の意見交換ができて、楽しく、美味しかった。感謝。