自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

こんな瞬間に立ち会えるなんて!と感激のJCEJの1ヶ月連続トーク、進行中です

こんな瞬間に立ち会えるなんて!!と、あまりの幸せに、運営側なんですが、感動して泣いてしまいました… JCEJの1ヶ月連続トーク。記者や発信者として、思いはあって、でもいま悩んでいる、行き詰まりを感じてもがいているような方にぜひ聞いてもらいたいです。

8日に担当したのが、Yahoo!知恵袋の生みの親で、現在は図書館づくりに携わる岡本真さんに、社会学者の開沼さんが聞くというインタビュー。開沼さんが岡本さんの著書はもちろん、私たちの企画書まで読み込んで準備して、ガチで向き合ってくれたことが伝わってきました。

答える岡本さんも、もちろんガチ。全国300を越える図書館を見て歩いている背景を聞かれ、民俗学者宮本常一も例に「足で稼ぐ」「地道に継続する」大切さを語っておられて、さらには松尾芭蕉ヘーゲルまで登場する縦横無尽の、深い深いインタビューとなりました。

さらに、誹謗中傷も飛び交うインターネットの未来を「オンライン、オフラインの二元論ではなく、スピードに左右されない、時間のかけられ方という評価の軸で情報を再編する」必要性も強調。そんな岡本さんが最後、口にしたジャーナリスト像は「良き問いを立て、持ち続けること」でした。

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そして初回の1日には、ローカルジャーナリストの先輩である寺島英弥さんが、社会学者の開沼博さんにインタビュー。寺島さんは東北、開沼さんは福島にそれぞれずっと向き合ってきた、ある意味”同志”だからこその染み入るインタビューとなりました。

「長期的な問題を扱う視点を持つ」「記録や記録をどう歴史に変えていくのか」「盛り上がっていないときにこそ考え、問題を解き続ける循環・生態系をつくる」「勝手な使命感」などなど、地域に生きる身として刺さるフレーズがたくさんで、この対談が実現できてよかったなあとじーんとしました。

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1ヶ月やるなんてすごいねー大変でしょ?って言われます。そうなんです、大変なんです!でも、やってよかった!!と心の底から思うというか、ここからまた新しい何かが生まれてくる予感がします。本当に登壇者の方々のおかげです。感謝してもしきれません。

次回の私の担当は6月15日。岡本さんが寺島さんに聞く予定です。そのほかの方々も豪華ゲストばかりですので、ぜひチケットを手に、見に来てくださいねー!一見、高いと思われるかもしれませんが、それだけの価値のあるものになっていると思っていますので、ぜひ参加していただけるとうれしいです。チケットはこちらから。お待ちしてます!

日本ジャーナリスト教育センター10周年記念「ジャーナリスト図鑑」プロジェクト | Peatix

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