自由のドア

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今日は何の日?〜「戦世からぬ伝言」

今日は何の日でしょう。そう、沖縄の「慰霊の日」です。1945年6月23日に沖縄戦の終結した日として、沖縄県が制定しています。一度このブログでも紹介したことがある司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズでも「沖縄・先島への道」がありまして、沖縄戦についてこう記しています。胸が締め付けられます。

沖縄についてものを考えるとき、つねにこのことに至ると、自分が生きていることが罪であるような物憂さが襲ってきて、頭のなかが白っぽくなってしまい、つねにそうだが、今はどうにもならない。

沖縄は私にとっても、思い入れが深い土地。琉球新報さんとは山陰中央新報時代に「環りの海」を一緒に取り組みましたし、沖縄タイムスさんとはJCEJを通じて関わりが深いです。昨秋訪れた八重山諸島も。

昨年のジャーナリズムイノベーションアワードで、最優秀賞とデータジャーナリズムをとった首都大学東京渡邉英徳さんと、沖縄タイムスの與那覇里子さんが、このアワードをきっかけにコラボして新しいチャレンジに取り組まれました。「命の足跡をたどる、生きた証しを残す」。想いが伝わってきます。ぜひご覧ください!JCEJとしても、つながりを生むことに貢献できたのなら嬉しいです。

●沖縄戦デジタルアーカイブ 戦世からぬ伝言