自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

「場」づくりの大切さ〜しまコトオープンセミナー報告2

昨日、凹んで説明できなかったしまコトオープンセミナー@東京での出来事。よく言えば感受性が豊かなタイプwなので、落ち込んだり、悔しかったり、多いですが、だいたい一晩寝れば、復活します。落ち込むには人生は短い!そんな暇はない!ということで。(あ、もちろん、落ち込むだけじゃなくて、喜んだり、感動したり、も多いですよ!)。今回得た学び、教訓を、きちんと、書いて残しておこうと思います。

詳しくは、下の資料をご覧いただきたいのですが、その上で、今回、務めたのは、後半のしまコトトークセッションのモデレーター。モデレーターってわかりにくいですかね、パネリストの話を引き出す聞き手、司会役ということです。

前半が終わって休憩して、いよいよ始まった後半のトークセッション。普通にテーマに沿って質問を始めた私ですが、そこで、信岡さんが「ちょっといいですか」と手を挙げられ、あらためて、前半と後半のセッションの意義づけについて、うまく同じパネリストに質問もしながら、整理をしてくれたのです。この整理がなければ、来場者の方々にとって、後半のトークセッションになかなか入りづらかったと思います。本来なら、モデレーターの私の仕事なわけですが、そこが不十分だったため、代わりにしていただいて、おかげで、その後のパネルディスカッションもいいものになりました。

あとから信岡さんに聞いたら、会場の雰囲気を見て、とっさに判断したとのことでした。思ったのは、私は、予定通り、進めようというのに精一杯で、とてもそこまで気が回りませんでした。信岡さんは「場」をつくる、ということを、何度も言っておられました。それは、来場者も含めて、そのときの雰囲気を注意深く観察して対応する、リアルな手触りを大切にする、ということでしょうか。私は、場をつくるという意識というより、パネルディスカッションをする、つまり、話す側=壇上のことしか考えていなかった、気がします。聞く側がいて、話す側がいて、一緒につくる。

[
(セミナーの様子。三浦大紀さん、信岡亮介さん、指出一正さん)

そのほか、パネリストの一人、雑誌ソトコトの指出編集長も、信岡さんと一緒に、来場者が何を求めて、期待して来場したのかを、その場で聞いてみたりしていましたし、聞いてばかりの一方通行ではなく、隣の人同士で感想を話し合う時間を設けたりという工夫もありました。考えてみれば、席の作り方が、単に講師の側を向いて並べてあるのではなく、4〜5人一組のグループになった島がいくつも用意してあるつくりでした。なるほど!

会場に来ている全員に、一人ひとり感想を発表してもらうと、時間が足りなくなるし、発表したくない人もいるとは思うのですが、グループをつくって共有しあうというのは、いいアイデアだなと、私も一来場者としてイベントに参加することもありますが、感じたことなど、話したくなるし、聞いてほしくなりますよね。満足度を高めるというと言葉がなんかアレですが、でも、折角貴重な時間を割いて、来場してくれた方たちに「来て良かった」と思ってほしいですし、私が関わる以上、そう思ってもらうのが責任ですよね。もっともっと、磨かないとなと、未熟さを反省しました。だから、悔しかったのです。でも、こうして学ばせていただく機会があるのはありがたい。信岡さん、指出さん、ありがとうございました!

しかし、モデレーターやパネラーとして出演させてもらうことも増えてきましたが、こうやったらうまくいく!という法則や答えはないし、毎回毎回全然違うし、難しい。でも、だから、とっても、面白い。なんだかんだ、結構好きというか、やみつきになりそうです…