自由のドア

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死んでも残る仕事をしよう〜岩手県大槌町サイトを復活させた北田さんとの再会

今日は、島根大であった北田竹美さんの講義を聞きに行ってきました。津波被害に遭った岩手県大槌町のご出身で、東京の大手IT企業でwebデザイナーをしておられます。

私が前職時代の2012年夏、大槌町の復興を、松江が誇るプログラミング言語Rubyで取り組もうという動きがあり、取材に行ってからのおつきあいです。その後、JCEJの仲間と中心に取り組んだ「大槌みらい新聞」でも、ずいぶん助けていただきました!

今日の講義は、北田さんが、ふるさとを想う情熱におされて、Rubyを使って大槌町のサイトを復活された話や(こちらにすごく詳しい良記事が載っているのでぜひご覧ください)Rubyの使い方がうまくなる方法、いいエンジニアとは、などを語っておられました。サイトについては「死んでも残る仕事ができた」と学生さんにも呼びかけておられて、印象的でしたし、共感しました…!人はいつか死ぬし、それはある意味仕方ないわけですが、だから一生懸命生きたいというか、死んでも残る仕事、したいですね…!

本当に久しぶり、2年ぶりくらい?でしたが、2012年夏に一緒に大槌に行った島根大の野田哲夫先生が授業の一環で北田さんを呼んでくれたことで、再会がかないました。以前も、このブログで全国各地に思い入れのある大切な土地が増えていく、と書きましたが、大槌町もその一つです。離れてても、つながっている!のは、嬉しいことです^^

北田さんは、大槌のことを「きれいになったが、復興はまだまだ。ぜひ一度来てみてほしい」と言っておられました。そして、現在、IT関連事業を行う大槌の会社「KAI OTUCHI」に関わっているそうです。社団法人として、地域活性化を事業目的の一つとしていて、IT関連の地域人材開発も事業の一つとのこと。大槌の若い女性の方々に技術を伝えて、web制作をしておられて、「技術をふるさとのために還元できる。技術を若い人に伝えることができる」と。こちらもきっと、死んでも残る仕事、になりますね!今後に注目です◎