自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

2011年の振り返り〜たくさんの「ご縁」をいただいた1年

すっかり新年も明けてしまいましたが、2011年を振り返ってみたいと思います。一言で言うと、たくさんの「ご縁」をいただいた1年でした。

1つには、twitterfacebookを始めた影響が、大きかったように感じています。これまでアナログ派というか、まあ単に面倒くさがりで、ソーシャルメディアを使ったことがなかったのですが、東京では使っている人が多くて、使っていないとついて行けない…という状況もあって、忘れもしない1月2日、iPhoneを買って、twitterを始めました。

最初はホント恐る恐るという感じで、何をどう「つぶやいて」いいやら、さっぱりわからず、、、そのうち、島根や山陰の話題をRTしたり、少しずつつぶやいたりするうちに島根、山陰関係者を中心に、フォローしたりされたり、新しいつながりがどんどんどんどん増えていきました。「へーこんな面白い人がいるんだ!」と驚くこともしばしば。「twitterって何だかすごい!!!」と楽しくなってきました。

中でも嬉しかったのが、島根を愛する仲間に出会えたこと。最初は、同郷&大学の後輩の1人とtwitterでつながった→その後輩が就職で上京→島根出身者で集まろう→さらにtwitterで参加者が増え=にぎやかに飲みました♪

楽しい時間が過ごせたのはもちろんですが、島根への熱い思いが共有できたこと、そして「島根の星になりたい」「島根の役に立ちたい」と目をキラキラさせている若いみんな(※私の方がちょっと?かなり?先輩)と出会えたことは、とても良い刺激をもらいました。忘年会の様子↓

仕事を離れたプライベートでは「島根のご縁と志が広がるお手伝いができたらいいな」と思ってきました。これまでは「島根に貢献したい」と集まった島根出身の在京若手出身者の「ネクスト島根の会」のメンバーと一緒に島根関係の活動をしていたのですが、新たに若手たちと出会い、こうした島根の輪が一段と広がりそうで、心強く感じました☆
以下に紹介するイベントも、ネクストのみんな、そして若手たちがいなかったら、できませんでした。感謝です♪


<ネクスト島根や若手たちと関わったイベント>

島根をメジャーにする会
ふるさと島根貢献会
島根UIターン交流会
ありがとっとり どういたしまね


異色は「ありがとっとり どういたしまね」かな。ユーストリーム(Ust)体験してみたい!という好奇心だけで、島根、鳥取両県の仲間と、首都圏から山陰をPRする番組作ってみました。。。

これらもほとんど呼びかけはtwitterfacebook。多くの人がRTしてくれ、そして、参加してくれ、とっっってもありがたかったです。参加した人同士が仲間としてご縁がつながったり、行動のきっかけになったりしたのなら、幸いです。
12月31日現在、twitterのフォロー241人、フォロワー420人。fbの友達は280人。ソーシャルメディアでなければ出会えなかった人もたくさんいます。つながることができた皆さま、本当にありがとうございました!

島根でジャーナリストキャンプを開催

これに並ぶインパクトがあったのが、ジャーナリスト同士が切磋琢磨できる場をつくりたいと立ち上げた日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の活動に、運営委員として関わらせてもらったことです。ソーシャルメディアを始めるきっかけにもなりました。

8月にはJCEJが主催して「ジャーナリストキャンプin飯南」を島根県飯南町で開催しました。ジャーナリストキャンプは、ジャーナリストの合宿形式のトレーニングの場、といえばいいでしょうか、昨年、初めて首都圏で開き、現役記者やPRパーソンなど50人が参加しました。

それを、島根を会場にできないかと仲間たちで準備してきました。当日は実際に10人が参加し、飯南町内で自分で決めたテーマに沿って自由に取材。2泊3日のキャンプで大枠の方向性や構成を発表、議論した後に、執筆してJBpressというビジネス系サイトに掲載してもらうという企画でした。

取材自体は、集団移転後の地域づくりに取り組む志津見地区の住民たちに運よく会うことができ、ピンチをチャンスに変えたたくましい姿に胸打たれました。そうそう、その様子を取材されました(照)

□ジャーナリストキャンプ2日目、取材に同行しました(福武)

ところが、いざ、執筆となると、3000字以上が求められた長い文章、ビジネス向け、ネットという媒体。普段とは違う前提に戸惑い、予想以上に、苦労しました。
最初に書き上げた原稿では「ダム湖に浮かぶ桜」を象徴的に紹介しながら、私の主観で住民の取り組みや思いを記しましたが、掲載媒体のJBpressの編集長の方に「もったいない。自主自立の物語にすれば読まれる」と指摘を受け、一から書き直しました。

□「補助金なんか要らねぇ」の気骨が地域を再生 島根県飯南町:ダムに沈んだ地区が選んだ会社経営
□「補助金なんか要らねえ」地域のもうひとつの物語「幸せですか? ダムに沈んだ桜の集落「集団移転」の今」

「自主自立」の切り口が面白い=ニュースである、とは思っていなかったので、はっとさせられました。掲載後に寄せられたコメントを見ると、やはり「自主自立」に反応というか関心をしている内容が多く、ああ、やはりそうかと、最初に気付かなかったことを悔しく思いました。

そのほか「勇気付けられた」といった肯定的なコメントもあり、こちらが励まされました!もちろん「もっと集落の世代構成が知りたかった」というような指摘、突っ込みのコメントもありましたが、それも含めて、すべてのコメントがありがたく、力になりました。

ずっとジャーナリストキャンプをやりたいと言ってはいましたが、心の中では、怖さもありました。直前までは気が重かったのですが、キャンプの目的は「うまくやる」ことではなく、新しいことに挑戦し、自分の糧にすることなんだと思い直してから、楽になりました。実際、半端なく苦しかったですが、今は挑戦してよかったと感じています。

志津見地区の皆さま、飯南町の皆さま、参加してくれたみんな、JCEJのメンバー、感謝しています。本当にありがとうございました。

また、JCEJの代表運営委員である藤代さんが、ジャーナリストキャンプの取り組みや意義、見えた課題などについて、書いておられますので、良かったらご覧ください。


□地方紙記者に教育・研修の場を」Journalism11月号に寄稿しました


JCEJは、1月のキックオフ後、毎月1回、定例でワークショップを都内で開催しています。ここでも多くの異業種の方々とのご縁をいただきました。JCEJのメンバーも含めて、学ばせてもらうことが多いです!

ただ、東日本大震災後、JCEJとして関わらせてもらった「助けあいジャパン ボランティア情報センター(VIS)」(旧・災害ボランティア情報まとめサイト)取材と記事執筆、そしてその報告会は、満足のいくアウトプットができず、力不足を痛感しました。関係者の方に申し訳ない気持ち、そして、悔しさがずっと残っています。一つには、刻々と状況が動く中で、全体を俯瞰した視点を持てなかった、という反省がありますが、もっとほかの要因や、ではどうすれば良かったのか、というのはまだつかめていません。課題として向き合っていきます。

12月には原因不明の発熱で長期間ダウンし、なんと頸椎のヘルニアも発症。。体が不調だと、なかなかベストのパフォーマンスができません。体を労って健康を維持して、いい仕事をしたいと思います。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。このほか、東日本大震災があり、さまざまなことを考えさせられましたが、まだ表現できるほど、消化できていません。今年は穏やかな年となりますよう。新年の決意はあらためて!

★★★★★超。個人的10大ニュース★★★★★

1位 ソーシャルメディアを始め、新しい出会いがたくさん!
2位 ジャーナリストキャンプin飯南を開催&参加。感極まって号泣(笑)
3位 東京での島根の集いを開催。島根ゆかりの飲食店も続々発掘。
4位 ユーストリーム初体験。面白い番組づくりは難しい…
5位 細々とブログを続けることができた。もうちょっと更新したかった。。。
6位 健康第一を痛感。ホントにつらかったなあ。
7位 久々に大学時代のサークルの「合宿」が復活。もつべきものは良き友です。
8位 JR完乗達成!!のつもりが、帰着後、一部で乗り漏らしがあったことが発覚。涙。
9位 女子プロレスを初観戦。真剣さとユーモアが混じった面白さにはまる。
10位 初歌舞伎。海老蔵の艶っぽさにやられる。再訪を誓う。