自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

2/26 境界地域をつなぐネットワークリレーです(オンライン)

なかなか旅にも出かけにくい昨今ですが、2/26(土)は北海道・礼文島稚内から沖縄・与那国島まで「辺境」「最果て」と言われる地域がそろって登場するオンラインセミナーがあります。現地中継や映像でつなぐので、旅気分が味わえるはずで、旅好き、島好きの方におススメです。私も与那国、礼文、小笠原の司会を務めます。

主催は境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)という団体です。最果て好きなこともありますが、ここでしか出会えない方たちとたくさん会えるので、いつもとてもテンションが上がります。明日も楽しみ。無料なのでお気軽にどうぞ◎

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JIBSNについての過去記事貼っておきます〜よかったら読んでみてください!

terumism.hatenablog.com

 

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雑誌『Journalism』2月号に『みんなでつくる中国山地』について寄稿しました

100年続ける年刊誌『みんなでつくる中国山地』なぜ、どんな思いで始めたのかなどを雑誌『Journalism』2月号に寄稿しました。地域のプレーヤーがローカルジャーナリストとして執筆していることや育成の仕組みなども。

わかりにくいと言われるこの試みですが、こんなに長く書かせてもらったのは初めてかも…貴重な機会をいただき、ありがとうございました!ぜひお手にとってみていただけるとうれしいです。

しかし、最初は違う特集タイトルだった…ので承ったのですが、いつの間にか「デジタル時代 次の一手」になっていて、その特集にこの原稿はそぐわないのでは…と心配になっております…

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2月22日、関係人口会議オンライン鼎談に出演します

ようやく秋学期の授業が終わったと思ったら、現在、採点作業のまっただなかです…!そんななか、これまでお仕事で何度かご一緒させていただいた秋田の皆さまのつながりでお声掛けいただき、参加することになりました!オンライン&無料なので、お気軽に見てもらえるとうれしいです。2月22日(火)19:30~21:00です。申し込みは必要ですのでご注意くださいね。

関係人口会議オンライン鼎談〜秋田でひろがる関係人口の可能性〜

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中国山地獣害対策シリーズ@ハチドリ舎、始まっています

昨年12月に開催され、大好評だった広島・ハチドリ舎での野生動物について考えるトークイベントのシリーズ。ハチドリ舎の店主・安彦さんの心意気で、これから毎月開催していこう…!ということになっています。1月については終わってしまって、ごめんなさいいいーー授業準備に追われて、こちらのブログで告知できていなかったのです…

テーマは「農家×野生動物」で、岡山県真庭市中和地区の山岡伸行さんのお話、すごくよかったんです…!山岡さん、お手伝いくださった同地区の大岩さん、ありがとうございました!またぜひつながっていきたいと思います◎

次回は2月20日です、お待ちしていますー!

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1/23おすすめシンポジウム「持続可能な地域社会をめざして―若年層人口流出に対抗する新しい価値の創造―」

明日23日(日)13:00〜おすすめのシンポジウムがあります。私の修士&博士論文の指導教員・吉川徹先生(松江南高卒)が登壇します。”地方の教育行政における「常識」を打破する”と掲げていまして、結構というかかなりエキサイティングな内容になりそう。楽しみです。地域社会や次世代育成に関心がある方にはオススメです。見た人同士で語り合いたい…!

持続可能な地域社会をめざして―若年層人口流出に対抗する新しい価値の創造―

 島根県では若年層人口の減少を食い止めようと,地域学習やふるさと教育,「しまね留学」など,若者の島根定住を進めるため,さまざまな取り組みをしてきました。しかし,それらは持続可能な地域社会の実現にどれだけ貢献できているのでしょうか。われわれは若者に,「島根で暮らし続ける自由」を与えることができているのでしょうか。調査結果をもとに検証し,そこから見えてくる課題について議論します。
 研究者だけでなく,学校教育や行政の立場からの実態分析・見解も交え,地方の教育行政における「常識」を打破するという大きな課題に挑みます。

www.youtube.com

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2021年巡り合えてよかった!5冊

2021年もそれなりに本を読んだ…と思うのですが、まったく記録しておらず、さらに大学の研究室の本棚に本を全部入れてあまりに大量になってしまったこともあり、いつもにも輪を掛けて何を読んだのか思い出すのが大変でした…

しかし、なんとか思い出したので、記録しておきたいと思います!毎年ですが、この年に発刊したとかではなくて、この年に出合った本たちです。出合った順。

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振り返ってみると、明らかにラインナップがわかりやすく変わりましたね…(笑)やっぱり教育に携わるようになったことで、かつてないほど教育系の本を積極的に読むようになり、あまり慣れてないこともあって新鮮な驚きがあったり印象に残ったりしたという感じでしょうか。

 

1.リーチ先生

バーナード・リーチをはじめ民芸運動に関わった河井寛次郎柳宗悦などの群像劇を描いた小説。島根県民にもかかわらずこれまで民芸は不勉強でしたが、ストーリーが面白くて感動しっぱなしで、何回も泣きました。民芸すごい…!!僭越ながら、『みんなでつくる中国山地』の運動もこうありたいと強く思い、モチベーション勝手に(ほんと勝手にw)高まりました。その後も民芸や河井寛次郎の本を何冊か読みました。

shimatori.shop-pro.jp

2.MOMENT 2

一緒にイベントさせてもらったリ・パブリックのトランスローカルマガジンの2号。アメリカというか全世界的に衰退した都市の象徴でもあるデトロイトの物語を読んでいたときに出てきたのが「サイド・ハッスル」。情熱を傾けられる副業(儲からないあり方も含め)という意味らしく、この言葉を知って一気に視界が拓けたというか世の中の見え方が変わりました。言葉ってすごい。出合えて良かった。ご縁に感謝。

moment-magazine.stores.jp

3.過疎と教育

大学に着任することもあり、手に取った本。1969年、島根大学の研究者たちが、新しい課題としての「過疎」に直面して「村を捨てる学力」というなんというか考えさせられる言葉だったり、過疎のプロセスのなかで住民の消沈衰退の感情をもたらすこととかを描いている。あとがきにある、自分たちが”執拗”に過疎を研究するのは、人口減少島根で地域開発政策の矛盾を黙認できない地域の研究者としての当然果たすべき任務、住む者としての自らの課題から出発という言葉が、ひたすら重い。

iss.ndl.go.jp

4.人新世の資本論

知る人ぞ知る大ベストセラー。資本主義やお金に関する本は興味があるのでこれまでも読んでみたことはありましたが、結局は資本主義の修正だったりアップデートばっかりだった…ような気がしてました。この本が画期的なのは、資本主義そのものを疑ったこと。大きな意味があるのではないかなと思います。だからと言って処方箋は簡単ではなくてこれから考えてたくさん実験していかないといけない、ですよね。

5.クリエイティブ・クラスルーム

これも大学に着任し、授業のつくり方、進め方に悩んで買ってみた本。あまりこの分野は読み込んでないので軽々しいことは言えませんが、いかに綿密に、戦略的に計画するかに主眼を置くのではなく、「即興」も大事だと書いてあって、私自身はその場の雰囲気を見ながら即興でやってしまうところがかなりあったので、ああこれでいいのだなと勇気づけられる思いがしました(※もちろん計画も大事なのでサボらないように…)

番外編:嫌われた監督

実は中日ドラゴンズのファンです、30年来の。知人に面白かったと薦められて読みましたが、もう冒頭から泣きまくり。あのシーンの裏にこんなドラマがあったなんて…うう(号泣)ピッチャーやリリーフの心情を詳しく描写していて、そもそも野球が好きな理由は、ピッチャー特にリリーフの孤独と理不尽さにヒリヒリしてしびれるからという他の方には(多分)わかってもらいにくい理由なのですが、やっぱりピッチャーが好きだし特にリリーフが好きだし、だから野球が好き!ってあらためて思いました。ドラゴンズの未来にはなかなか厳しい未来しか見えなかったけど…久しぶりに優勝見たいなあ。

books.bunshun.jp

漫画編:ザ・ファブル

漫画はあまり読まない…のですが、Twitter広告で流れてきて、ついつい気になって講談社のアプリまで入れてしまい、毎日少しずつ読んだという、ある意味模範的消費者?でした(笑)さらに初体験のジャンル=ヤクザや殺し屋モノということで、我ながらびっくりでしたが、主人公(&妹ヨーコ)の「プロ」としてにこだわるあり方に共感できたのと、大阪弁でユーモアたっぷりでシュールで面白くてハマりました。

今年は100冊は読みたい!し、去年の二の轍は踏まないぞという、きちんと記録しなくてはと強い決意のもと、読書記録アプリを導入しました。年始から使っていますが、なかなか良い。アプリって使いこなすとなかなかいいですよね〜 ただ、アップデートで急に使えなくなったりするのを気をつけないといけないのですが。なのでこのブログにもこまめに転載したいと思います。

mnapp.info

 

第1回シティプロモーションアワードで審査員を務めました

2021年に創設されたシティプロモーションアワード。 実行委員会の委員長でもある東海大学・河井孝仁先生のお声掛けで第1回の審査委員を務めさせていただき、人生初!講評を書きました。

www.cpaward.net

受賞された自治体の皆さま、あらためておめでとうございます。応募自治体の取り組みはひとつとして同じものはなく、とても興味深かったですが、何より新しいアワードを創りあげる河井先生をはじめとした実行委員会の皆さまの熱意、努力に頭が下がる思いがしました。本当にお疲れさまでした!