自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

二拠点居住と「関係人口」〜TURNS vol.41に寄稿しました

4月20日発売のTURNS vol.41 特集「多拠点居住と新しい働き方」に寄稿させていただきました。TURNSは、地域や移住に関心のある人や暮らしと地域をつないでいくというテーマで2ヶ月に1回発行されている雑誌です。

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テーマは、二拠点居住と「関係人口」。この号のテーマである二拠点居住と関係人口がどんな関係なのか、整理して書きました。なんだか私のイラストも登場してます(笑)具体的な事例として島根県江津市のベーカリー&カフェ蔵庭の戸田耕一郎さんに登場していただいています。そうそう、TURNSでは『みんなでつくる中国山地』の写真を撮影してくれた七咲さんのコーナーもありますよ。ぜひぜひ読んでみてください!

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一緒にイベント登壇したことのあるミネシンゴさんが現在は編集とプロデュースを担当しておられて、ミネさんからのお声掛けで、ありがたい機会をいただきました。こういう形でご一緒できるのうれしい。ありがとうございました!

 

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withコロナで新しく習慣になった3つのこと

また新型コロナウイルスの話になってしまう…でも暮らしに与える影響や変化が大きすぎるのですもの…やっぱり記録してしまいたくなるのですよねー

というわけで、タイトルの通り、withコロナで暮らさないといけなくなってから、新たに始めたことや習慣になったことを記したいと思います。

1.家計簿

家計簿なんてこれまで一度もつけたことなかったですが…でも、毎月自分がいくら必要なのか、把握しておくことが重要なのではないかと思い立ったのです。少なくとも3ヶ月、いえ、リスク管理としてきちんと考えると、仮にこの1年講演のお声掛けがなくなったと仮定して、それでも生きていけるのかいけないのか…ということで、iPhoneのアプリを探して研究し、お気に入りの1つを見つけました。研究したかいあって、とてもシンプルで使いやすくて気に入っています。つけるの結構楽しい。

どれがいいのか、というのは、使う目的にもよるので、一概には言えないので、こちらでぜひ自分好みを探して、試してみてください。種類豊富で興味深いです。

app-liv.jp

 

2.オンラインMTG&飲み会

以前も多少やっていて、あまり好きではなかったのですが、最近すごく増えましたね。というか、もう、オンラインの方が当たり前になってきました。4月上旬以降の打ち合わせはすべてオンラインにしましたし、飲み会もなんだかんだ、かなりしてます(笑)世間的にも流行っているようで、飲み行けないんだから当たり前か… 今後を考えても、オンラインが社会の主流になると思うので、できる限り、苦手なのでちょっとずつですが、対応できるようにしておいた方がよいのではないかと考えています。

やっぱりZoomが初心者にも使いやすいオンラインミーティングのサービスかと思います(セキュリティの問題とか言われていますが…)良かったら試してみてください。

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写真はこの前の中国山地編集舎でのオンラインミーティングの様子。

3.お散歩

これまでは公共交通機関に乗って県内外移動しまくっていたので、その合間に嫌でも歩くというか、空港も駅も広いしね、自然に歩いていたと思うのですが、出張がほぼゼロになり、オフィスでお仕事というのが毎日続くと、きちんと運動の習慣を意識的につくっていかないと、健康に良くない…とさすがの私も気づき、お散歩を毎日するようにしています。日中は暑いし、紫外線が苦手なので、だいたい夕暮れどきです。金色、茜、紫など移り変わっていく空を見ているとなんだか幸せ。

お散歩のときに聞く音楽も、これもiPhoneを研究して、前にもお伝えしたラジオや、これまでさほど使わなかったApple Musicを駆使して楽しんでます。

まあそのほかにも、読書はほぼ毎日するようになりましたし、自炊もそれなりにするようになったし(テイクアウトもね)、ラジオ聞くのも増えました。これらは新習慣というより、これまでの傾向が加速したという感じなので、新習慣としてははずしてみました。が、全体的にライフスタイル本当に大きく変わりました。リズムをつくって生活するようにしているので、どのように一日を過ごしているのかまた書いてもいいかも。

なんだかんだ、毎日同じ日常で移動も少ないと、気が滅入るかもですが、やはり、小さいことでも、新しいことをしてみるのが良いそうです。

 

しまね未来探訪(61)雲南市民バス

山陰中央新報で連載中の「しまね未来探訪」(61)が本日8面に掲載されています。毎月最終金曜日の掲載なので、もう5年続いていることになります。ありがたや。

今回紹介したのは雲南市民バス。4月のダイヤ改正で、JR木次線との接続をできる限り改善しました。バスもローカル線も本数が多いわけではないので、接続は確かに簡単ではないのですが、地域の総合交通体系の中に、ローカル線を入れる視点は大切。運命共同体なので、暮らしやすい地域づくりにつながるはずです。

博論に追われてこの1年はほとんどこのブログでも紹介してなかったけど(紹介しなかったのが悔やまれる…)落ち着いたことだし、紹介も復活しようかなと思ってます。まだまだ取材したい、ワクワクする動きがたくさんあります。島根面白い。

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諦めが悪くて、ありがとう

新型コロナウイルスのことばかり書いていましたが、ところで、最近の私はどうしているのか、仕事をしているのか… はい、実は、3月に提出した博士論文を出版してくれる出版社が決まりました…!!なんてありがたい!!!

もちろん、何事もなく進んでいけばですし、新型コロナウイルスで想定外のことも起こりうるので、油断は禁物…ですが、まずはほっとしつつ、感謝しながら、しっかり進めていきたいと思っています。しかもとてもステキな編集者さんでうれしいです。

というわけで早速、4月は、出版に向けて原稿を大きく書き換えていました。博士論文は論文なので、そのまま出版するとどうしても読みにくいところがあるということでの改稿作業です。でもこれがやっぱりしんどいんですよね…

このブログの読者の皆さんなら、もう聞き飽きていると思うのです。しんどい、苦しい、辛い。と言いながら、それでも書いている私。いったい何なのか、そんなに苦しいならやめればいいのに、と我ながら思っていましたが、その謎が解ける記事を発見したのです!だからそれを共有したい!ということでブログ書いてます。

こちらの記事です。

note.com

詳しくはぜひ読んでほしいのですが、一部、感動で震えたところを抜粋します。

完璧な原稿なんて、絶対に書けない。どこかで手離さなきゃいけない。「文字数は足りているし今の自分にはこれが限界だけれど、完璧とは到底言えない」文章をやむなく納品しなくてはならない時もある(主に締め切り問題)。「いい原稿が書けたから読んでください」っていう仕事は(よほどの大御所じゃない限り)ないのだ。
しかもどんなに完成度が低い原稿を納品して舌噛み切って死にたくなっている時でも(昨日の私です)、それを(編集者さん以外に)口に出すことはプロとしてご法度だ。

つまり、ダサくてもひどくてもとにかく書き続けて現状におけるベストで書き終えて納品して晒されてdisられても言い訳せず反省し反省はするが折れず凹んでも戻ってくる。そして懲りずに次の原稿を納品する。いつかはもっと上手に書けるはずと信じて書く。書くを続ける。

こういうことが、文章が上手い下手より、大事なのかもしれないな。と思う。

ひょっとして、仕事として続けることができるのは、「好きだから」「得意だから」ではなく、「諦めがつかないから」なのかもしれないと、思う。
諦めると言う言葉は「明らかにする」が語源だと聞いたことがある。明らかにできてしまったものは、諦めることができる。だけど、いつまでたっても明らかにならないものは、諦めることができない。

私は、書くことに関してのみ、とても諦めが悪い。

この抜粋した部分は、もうどこまで私のことがわかってくれているの!って思うくらい、一言一句、激しく同意です。そう、私も、書くことや原稿については、とても諦めが悪いのです。上手いとか、好きだからとかじゃないんです。

感受性が強いので、いろんなことで一喜一憂して、喜怒哀楽は激しいタイプではあります。たいていのことは、翌日には気持ちが切り替わっているのですが、原稿についてだけはいつまでも頭の片隅に残っていてなかなか離れない。

まあやっぱり書くのは苦しいです。でもだからこそ、諦められないから、やり続けてるんだなと、自分で腹落ちして、すっきりしました。この記事の執筆者の方に感謝申し上げます。博論の出版までもまだまだ山あり谷ありで苦しいとは思いますが、精一杯、諦め悪く、がんばっていきたいと思います。引き続きお付き合いよろしくお願いします。

写真は、博士号もらった日(3月25日)に飛行機から撮影した島根半島日本海。夕闇迫る空に、漁り火が灯り始めてて、山の稜線のシルエットも美しいなーなんて思ったのを覚えています。しかし、ほんとしばらく飛行機も乗ってないな…出掛けられるようになる日はいつなのか…何より鉄道乗りたい…

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そうそう、松江では、お昼12時になると、それまでは地元シンガーの六子(ろこ)さんの歌が流れていたのに、今は、松江市長による、不要不急の外出を控えてうがい手洗いしましょう、という放送が流れます。呼びかけ大事なのでしょうが、、なんだかまるで戦時中みたいだなと、どよーんとします、、、

 

守りたいものがあるのは、幸せなこと。

なんかまた新型コロナウイルスに関連した話題になってしまうのですが、まあでもいまは仕方ないですよね…まったく関係のない話題って…なかなかする気にならないというか…もう少しだけお付き合いください。

さて、タイトルに書いた「守りたいものがあるのは、幸せなこと」とはどういう意味かと言いますと、新型コロナウイルスの影響で、苦しんでいたり、もっと言えば、なくなってしまうかもしれないものたちが、それこそたくさんあります。在庫が発生して緊急で買ってくださいというお願いや、クラウドファンディングもたくさん立ち上がってますし、通常営業できずにテイクアウトを始めたお店もたくさんあります。

できる限り支えたい!と思うわけですが、それでもその一方で、自分自身も苦しくなったりしていて、無尽蔵に全部どれも支えるぞーというのは難しい…です、本当に残念ながら。。。では、その中でもやっぱり守りたい、支えたいものは何なのか。すごく問われてきているのではないかと思います。

私もこの1週間で、例えばですが、このブログでも頻出している石見麦酒クラウドファンディングをし、エスポアたびらでワインを買い、クボタ牛乳をマルマンで買い、スタミナ串焼き内田のテイクアウトでつくね丼を買い、浜田真理子さんのLive配信に投げ銭しました。

readyfor.jp

terumism.hatenablog.com

これは別に、このお店や製品たちが素晴らしいから皆さんも応援お願いします!と言いたいわけではなく(いえ、素晴らしいのは素晴らしいんですが!)これらは、あくまで私にとってのスペシャルであり、守りたいもの、支えたいものなのです。だから、私は私で、一生懸命支える。

でも、皆さんはまた別に皆さんのスペシャルなものがあると思いますので、あらためて守りたいと感じた身の回りのものを、それぞれで買って支えてもらえるとうれしいなと思います。言ってること伝わりますでしょうか… 表現って難しいな…

でも、そうやって守りたいものがあるということは、実はとても豊かで幸せなことなんだなとも思い至ったわけです。たくさんの人がいて、その人たちそれぞれの守りたいものがあり、守られていく、そんな社会は多様性もあってステキだとも思います。

なのでぜひ、なくなってほしくない!守りたい!というものがある方は、ぜひその思いを形にして、行動に移してみてください。世界は誰かの大切なものでできている。

ちなみに島根県西部=石見(いわみ)ではなじみ深いクボタ牛乳、給食に出てくる緑色のパッケージが印象的でしたが、友人でもある益田工房のデザインでスタイリッシュに生まれ変わりました。スーパーで並んでいるのをみて、これがあのクボタ牛乳なのか!とびっくり(笑)

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ポストコロナ時代の私たちとは〜現代を知り、考える記事9選

新型コロナウイルスで、私たちの暮らしや社会が大きく変わりつつあります。これからどうなっていくのか。もちろん今の時点では仮説だらけなわけですが、ポストコロナについて考えるような記事が最近増えてきました。私も興味があっていろいろ読んでいるので、自分の備忘録も兼ねて、記録しておきます。(気になったところを抜粋してメモしますが、それだけでは意味が通じにくいと思うので、興味持ったらぜひ全文読んでみてくださいね)

前提としてあるのは、コロナウイルスは敵ではないという考え方です。

forbesjapan.com

生き抜くことだけを目指し、友を歓待することをやめ、新型コロナウイルスに感染する可能性を完全に排除しようと差別することは、反対に「生」を破綻させることに繋がるだろう。

 

この前提に基づき、大きく(1)社会・価値観、(2)都市と地方、(3)消費・経済に分けて、興味深かった論考を記していきたいと思います。

 

(1)社会・価値観

 

note.com

まず、知人でもある山口さんの論考から。ポストコロナに限らず、これからどんな時代になるのかを考えるときに、山口さんの考え方はかなり参照しています。誰といるかが大事になるというのは、私もリアルにそう思うので、納得でした。

自分自身にとって本質的だと思える人、ピュアエフェクト(好影響)を与えてくれる人と空間を共にすることが大事です。空間と人は同化してくるので、今後より「臨在(仏教用語で優れた人のそばにいること)」にこそ人たちはお金を払うようになるでしょう。

「個の時代」と言われていますが、私は全くそう思いません。むしろ「個の時代」は終わります。

 

note.com

続いて面白かったのが、コロナ・ピューリタ二ズムという考え方。新型コロナウイルスが人びとの倫理感に与える影響を論じています。ピューリタンプロテスタント的世界観には興味がある(※違和感があるという意味で)なので反応してしまいました。

この時代に求められる適切なマナーとはなにか。「あなた自身がすでに感染している前提でふるまいなさい」である。
 その一方で、こうも考えた。この教えはまるで「原罪」意識の示唆に似てはいないか? 原罪とはキリスト教においては、アダムが神に背いた結果、全人類がそれを継承することになった罪のことである。自身が罪を犯した(感染した)という事実の有無にかかわらず、自身には罪があるという前提で考え、ふるまうことが社会的に要求される疾患は、これが最初のものではないだろうか? 

 

www.iwanamishinsho80.com

もう1つがなんと奥出雲町出身!という藤原辰史さんの論考。この記事で初めて詳しく知ったのですが、著書『分解の哲学』はすごいと聞いていたので、ああ、この人だったのか…と。あるべき社会の姿をはっきり言語化しておられます。

一つの国が文明国家であるかどうか[の]基準は、高層ビルが多いとか、クルマが疾走しているとか、武器が進んでいるとか、軍隊が強いとか、科学技術が発達しているとか、芸術が多彩とか、さらに、派手なイベントができるとか、花火が豪華絢爛とか、おカネの力で世界を豪遊し、世界中のものを買いあさるとか、決してそうしたことがすべてではない。基準はただ一つしかない、それは弱者に接する態度である

 

(2)都市と地方

 

kaz-ataka.hatenablog.com

私の周辺では、このテーマに関心を持つ人も多いですが、新しい言葉が出てきました。過疎ではなくて「開疎」。「開放(open)×疎(sparse)」に向かうかなり強いトレンドが生まれるだろうという見立ててです。

開疎化が進めば、このような変化がいわゆる大都市圏でも地方でも起きていく。十分に開疎な空間に住んでいる、働けていると思っていない人は、徐々に開疎な空間に移るか自分たちの空間を作り直していく。住む場所としての土地の価値のヒエラルキーも、単に各地域の都心と言うよりも、開疎で自然豊かなところ、そして都心にアクセスの比較的良いところがベストという風になっていく。

 

note.com

続いてこのブログでも何度か登場したことがある知人の影山裕樹さん。思考が本質的で、いつも参考にしてます。私自身、ポストコロナでは、それぞれの地元を強くする=自分の地元でつながり合い、支え合うことから始めないとなと強く感じていて、まずは自分の地元とはどこなのかを考えなくてはならないのではないかと考えています。表現は違うけど、影山さんが書いておられることと、通底しているように思っています。

それぞれの暮らしがあるローカルにおける情報の往還を促進し、地元に暮らす人同士が、マスメディアから流れてくる情報ではなく、天気の次の話題にローカルの話題が来るようにする。そうして多様な情報環境で社会を満たすこと。そのための戦略としてローカル(主体としての)を定義しているつもりです。


(3)消費・経済

 

courrier.jp

実はこの半年、島根出身の学生たちとゼミ的な学びのコミュニティをつくって、資本主義について勉強してきました(またそのこともどこかで書きたいな)。資本主義の功罪についても思うところがある、というか、やはり新しい何か経済システムを緩やかにでも考えていかないと、ズレやひずみが大きくなりすぎているのではないかと感じていたので、ポストコロナで経済はどうなるか、関心はあります。

人は収入を得るために働かねばならないという原理からの転換だ。そして人はたとえ働けなくても生きられる価値があるという発想への移行でもある。


www.nikkei.com

こちらは鬼気迫るインタビュー。経営者というのはやはり自分の頭で考えて自分の言葉で話す方が多いので、楽しくて勉強になります。が、ここまではっきり言い切る姿勢に、危機感の大きさが伝わってきて、時代が変わる音が聞こえる気がしました。

――国境をまたいだ企業のサプライチェーン(供給網)が分断され、グローバル化の限界が指摘されます。

「逆だ。もっともっと進む。自国にサプライチェーンを全部戻すのはリスクを増すだけだ。

「利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべきだ。地球温暖化がウイルス感染に影響を及ぼすとの説もある。自然に逆らう経営はいけない。今回は戒めになったはずだ」

 

note.com

飲食店をはじめとしていろんなお店が休業している中で、リアルなお店がどのように変化していくのか、むしろ、オンラインである程度のことができるからこそ、リアルなお店やもっといえば「場」が持つ本質的な価値が何なのかは知りたいところです。

「合理的ではないところの人間の中にある何か?」に惹かれているのかなとも感じます。リアル店舗は、そういう非合理的な何かに魅力があったと思いますが、それを何か時代に合わせて変換する必要があるなと感じています。


以上、自分の思考の整理でした。過去にもこういう記事まとめはたまにしていて、まあ書くのも楽ではないのですが、でも思考を整理したり、あとで参照したりするのに助かるので。ポストコロナはしばらくのテーマなので、また気になる記事があればまとめたいと思います。

 

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『みんなでつくる中国山地2019』書評が山陰中央新報に掲載!

『みんなでつくる中国山地2019』書評が本日付の山陰中央新報に掲載です。島根大学の作野先生が書いてくださいました。「ポスト2020を生き抜くための本質的なイノベーション中国山地から」というコピーに注目して、私たちの思いを汲み取って解説してくださって、もう感動の嵐。

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当事者になると自分のやっていることの意味とかよくわからなくなってしまうので、俯瞰した視点で表現していただけると本当にありがたいです。

鳥取大学の筒井先生もゼミの課題図書に指定してくださって、こういう使い方もあるんだなと。山口、広島、岡山、鳥取と仲間もどんどん増えてきて、たくさんの人に支えていただいています。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、落ち着かなかったり、気持ちが沈みがちになったり、です。無力さに打ちのめされそうにもなりますが、以前のブログでも書いたように、まずは地に足をつけて日常を営むこと、そして、ありたい未来に自分がなること、でも備えは怠らないこと、などを心がけるようにしています。

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その中のひとつに、この中国山地の活動もあります。今秋の創刊号に向けて、4月25日に準備会、7月4日に総会を予定していましたが、この状況ではとてもそのまま開催というわけにはいきません。

それでも、with コロナ時代を踏まえると、延期や中止してばかりというわけにはいかないというか、それはあるべき姿とは言えないのかなと。

これからも人はつながっていく必要はあるわけで、みんなでつくる中国山地でも積極的にオンラインを導入し、次の時代のつながり方を実践していこうということになりました。

なので、7月4日の総会のオンライン開催に向けて絶賛準備中、です。できるのか…不安もありますが、一同しっかり準備したいと思います。ぜひぜひ7月4日、オンラインで参加できるように空けておいてください!!

中国山地編集舎についてはこちらです

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