自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

過疎は終わった!と狼煙を上げた『みんなでつくる中国山地』発刊記念シンポ@島根県邑南町

『みんなでつくる中国山地』発刊記念シンポ@島根県邑南町、1月12日に開催しました。運営は試行錯誤の連続で不便をおかけしたと思います。それでもなんとか無事に終えることができたのも参加&関わってくれた皆様のおかげです。本当に本当にありがとうございました!(写真はみんなで「山」のポーズです)

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100人を超える方々が集い「こんなことしてみたいんです」「私もです!」「一緒にやりましょー!」とつながっていく姿を見ながら、こういう場がつくりたかったし、そのきっかけにするために、新しい地方発のメディアをつくったんだ、とあらためて胸が熱くなりました。

これがスタート。今年はテーマごとの中国山地○○未来会議(分科会)をつくって具体的に進めていくイメージです。例えば

・若者未来会議
・視察ツーリズム未来会議
・ローカルモビリティ未来会議
・景観未来会議
・鉄道未来会議
・ローカルジャーナリスト未来会議

とかやりたいねー!と盛り上がったので、少しずつ立ち上がっていくと思います。この分科会がさらなるつながりの起点になっていく。ああもう書いていてワクワクする…

少しでも何か感じた方はお声掛けください!

でも今回のシンポはちょっと参加しにくかったという声もいただきまして、もっともっと気軽に関われる仕掛けも考えたいなと思っているところです。

そのほかシンポでは、過疎が終わりつつある、と感じている人が多いことも励まされたし、さらに一歩進めて、思い切って過疎は終わった!という狼煙(のろし)を上げていこうということも確認しました。

なぜ過疎が終わったと言えるのか、のより突っ込んだ議論や、今回のシンポの様子は、今秋に発刊予定の創刊号で詳しく紹介したいと考えてます。

それにしても。私が記者になった1999年から10年くらいは、希望が見えなくて、若者は出て行くばっかりだし、これまであったお店もなくなるばっかりだし、取材していても正直つらかった。それが2011年くらいから、明らかに風が変わりました。

若者たちがこれまでとは違う視点で地方に価値を見いだして、飛び込んできている。移住者が現れて、古民家を生かしたお店ができたりもするようになった。面白いことが次々と起こり始めているな、と肌で感じ、共有するメディアをつくりたいと思うようになりました。

そして昨日のシンポ、本当に参加する人がいるのか、不安でいっぱいでしたが、結果的に100人を超える超満員となり、それを見ていたら、あの希望が感じられなかったころを急に思い出し、今ここにこんなにも思いや問題意識を持った仲間がいるんだな、やっぱり時代は変わった、ここから一緒にがんばっていこう、と胸がいっぱいになりました。もちろんとても1人でこの場はつくれなかったし、一緒にもがいてくれる中国山地編集舎のみんなに感謝です。

みんなでつくる中国山地

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