自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

公共交通=地域のパブリックである。奥三河での公共交通を考えるイベントのレポートです

愛知県の奥三河地域であった、公共交通を考えるイベント。

1部のトークセッションに出た後、2部のパネルディスカッションのモデレーターをしました。まずは公共交通に関心を持ってもらうことが始まりだし、あらためて、公共交通機関って(単なる)移動手段だと思いがちだけど、社会性を学んだり住民とふれあったりできる地域の中の「公共空間」=パブリックであるということを、あらためて自覚しました。というわけで個人的にも勉強になりました。ありがとうございました!

f:id:terumism:20190831192948p:plain

呼んでくれたのは、愛知県新城市の公務員・西田和裕さん。昨年の名古屋で生まれたつながりが生きていて、うれしかったなあ。

企画・準備から当日まで本当に大変だったと思います、ありがとうございました!西田さんだけではなく、奥三河地域でがんばっている人たちにたくさん触れ、奥三河地域そのものに愛着が生まれてきました。というわけで、私でできることがあれば微力ながら力になりたいと思っております。宿泊は、東栄町にあるステキなゲストハウス・だのん。オーナーの金城愛ちゃんがとてもいい感じなのです!

そして何より。西田さんが私の大好物のスパークリングワインの超特大マグナムボトル(←初めてこんなサイズがあることを知った!!)を持ってきてくれて、最高でした!飲み過ぎた…ですが、日頃、博士論文の執筆で貯まっていたストレスが、きれいに、本当にきれいにすっきりなくなったので、ああやっぱり大酒を飲むことが私のストレス解消法なんだなと思いを新たにしました(笑)

f:id:terumism:20190831194110j:plain

感想をいくつか載せておきますので詳しくはこちらから!

8/24 湯谷温泉の「湯の風HAZU」で、「奥三河の公共交通の可能性」というトークイベントがあったため、秘境駅号に関わる身として聴講してきました。

地域創生、再生、ローカル線やバスなどの問題解決に取り組んでいたり、再生実績のあるパネリストの皆様のお話があり、堅いタイトルとは違って、随所に笑いを交えながら進行していく皆様の伝えるうまさと熱い思いを存分に伺いました!!

「人を巻き込む」「みんなでやる」「地域に誇りを持たせる」など脳に残るキーワードもかなりあり、みんなが問題意識を持てばどれだけ今の活動がやりやすくなるのかということを痛感しました。本当に会社内の多くの人に聴かせたい講演でした。

終わった後は東栄町の体験型ゲストハウスdanonで打ち上げに参加させていただきました!
飲みながらとはいえ、同じ方向性を向く人達の話は面白く、時間が一瞬で過ぎていきました^ ^

 

「奥三河の公共交通の可能性〜”移動手段”から”観光資源”へ〜」を開催しました。

第1部は田中 輝美さん、山田 和昭さんのトークセッション。
地図から消えて初めて知る公共交通の有り難さ、存続には公共交通と地域が一緒に良くなっていく必要があること、路線廃止の一番の原因は無関心、無理な利用促進ではなくどう興味を持たせるかということ、事業者・行政・地域がそれぞれ責任を押し付けず、自分たちに何が出来るかを先ず考え、対話とその対話を円滑に進めるコーディネーターがポイントだということを経験談を交えてお話しいただきました。

第2部は豊橋鉄道の梅村さん、奥三河学芸員の石井 峻人 (Ishii Takahito)ちゃん、県事務所のエース和田くんが登壇してのパネルディスカッション。
印象に残ったのは、豊鉄バス田口新城線の現状と廃止による影響の大きさ、人気のおでんしゃも結局1/365、大事なのはそこに力を入れ過ぎず、事業者として何が出来るかを考え実行し続けること、先ずは楽しみ小さく実行すること。

輝美さんや宇土ちゃんと関わり、飯田線に興味を持ち、石井ちゃんの活動をもっとたくさんの人に知って欲しいという思いで企画しましたが、気づきの多い1日でした。

でも、やっぱこのままじゃ自分は飯田線にあまり乗らないし、どうしたらもっと興味を持てるのだろうと思ったら、やっぱり人かな。

輝美さんが帰りの車の中で話してくれた、興味を持つ人が増えると地域のファンになるよねって言葉がずっと残ってたのと、自分の旅の目的も面白い人に会いにいくということが、今回のシンポと繋がる気がして。

今日の飯田線の運転手が宇土 晃央 (Akihiro Udo)ちゃんや近藤 雄太 (近藤雄太)ちゃん、巻井 香樹 (Kouki Makii)だったら少し会いに乗ろうと思うし、石井ちゃんが話してた面白いバスの運転手と会ってみたいから田口新城線に興味もてたし、路面電車の運転手がおでん煮たりジョッキ洗うなんて裏話が聞けたら急に親近感湧いてしまう。

輝美さんが話してた沿線の魅力を語る会はもちろん、もっと乗務員や社員に視点を向けた公共交通PRが出来ると、電車にもバスにも、関わりたい温度を感じるようになれるのかなと思いました。

自分の思う、奥三河の公共交通の可能性はこういうところかな!

今回、色々な方々に助けていただき開催を迎えました。
全国を飛び回る輝美さん、山田さんはもちろん、このお二人に関わってもらえる企画を作るために相談に乗っていただいたCBC松本 淳 (Atsushi Matsumoto)さん、JRに企画蹴られて半泣きで相談したら快く引き受けていただいた豊鉄観光の鎌田さん、梅村さん、県事務所の原所長とそのとばっちりの和田くんをはじめとする職員の方々、企画を例会にし前日も遅くまで準備に付き合ってくれた理事長鈴木 太 (鈴木太)、企画に興味を持ってくれた事務局長中嶌 充克 (中嶌充克)くん、専務原田直輝ちゃん、当日も忙しいところ参加してくれたJCメンバー、懇親会を支えてくれただのん danonの金城 愛さんとチームywyw本郷 なつ美 (本郷 なつ美 でらっくす)Wakana Toyaの2人。本当にありがとうございました。

このシンポで終わることなく、これが始まりとしてみんなで考え、次のステージに上がれるように仕掛けていきます。