自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

地方創生第2ステージへ、シンポジウム登壇しました

都市農村論の第一人者・小田切先生の研究会=正式名称「都市・農村共生社会創造研究会」の集大成となるシンポジウムが8月27日に東京であり、出席してきました。

今回のテーマは、地方創生の次のステージを見据えたもので「プロセス重視」が掲げられました。

f:id:terumism:20190901085126j:plain

プロセス重視とはいったい何なのか?ということなのですが、言葉通り、取り組むプロセス=過程こそ大事にすべきで、時間や手間も大事にしようねという意味が込められています。最近、地方創生に取り組んでいる自治体が「KPI」という短期の数値目標に追われて、住民の幸せという本質を見失ってるのでは…と感じる局面も多々あり、そういう状況も踏まえて、数字さえ達成すればいい、(とりあえず)動画をつくればそれでいい、みたいな、安直な思考停止を避けるためのおまじないになるのかなと、私自身は感じています。詳細はこちらをご覧くださいませ◎

私は関係人口について少しだけご報告。古くからの友人が見に来てくれてFacebookに書いてくれてたので、こちらも転載しておきます!

昨日は東大にて、JCAシンポジウム「地方創生の新たな方向〜農村の現場から〜」を聴講。テーマがテーマだけに、仕事として参加させて頂く。
概略として、若者の関心・移住は多様化しており、地域おこし協力隊だけではない、地域との関わり方、しごとのあり方が論点になっていた。
畏友である田中輝美さんからは、移住と無関心の間を埋める関係人口を増やすことで、地方に関わる人を増やす、関係人口のあり方が提起された。
所用のため最後まで聴講できなかったが、こういった場で輝美さんの話を聴くことになるとは不思議なもので、奇縁を感じるばかり。