自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

最近気になった記事3選〜ローカル線、インバウンド、公共交通無料化

次作はローカル鉄道関係を執筆予定であることもあり、鉄道関係の記事が目に留まります。感動したり、考えさせられたりした記事を備忘録的にメモしておきます。

1)もうこれは胸アツ。やっぱり鉄道ファンすごい。力があるよね!私も知っていたら絶対に支援したかった…私としたことが、知るのが遅すぎた…来年もやってくれないかなー!

念のためこちらにも。

 JR北海道が「単独では維持困難」とする花咲線(釧路―根室)の存続と魅力発信を目的に、根室市ふるさと納税の制度を利用してインターネット上で寄付を募った「クラウドファンディング(CF)」で、目標の3331万円の8・94倍に当たる2億9778万円が全国の約2万人から寄せられた。市は「これほどの応援をいただき驚いている。魅力ある路線と再認識した。有効に寄付金を使いたい」と話す。

 市は、沿線の絶景や観光名所をPRする動画や特設サイト開設などのため、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で「日本最東端の鉄路『根室本線花咲線』を守ろう!」と題したCFを6月1日に開始。返礼品には根室産の海産物やチーズを用意した。開始から1カ月半後の7月16日に早くも目標額に届き、終了した11月末まで増え続けた。

 ふるさと納税サイトを運営するトラストバンク(東京)によると、これまでに実施された全国約400の「ガバメントCF」(自治体が課題解決などのために使途を明示して寄付を募る仕組み)のうち、根室市の事業の達成率894%はトップで、寄付額も2番目に多いという。

 2)確かに最近、ローカル鉄道で外国人のツアー客の方をよく見かけるんですよね。安易にインバウンド!と飛びつくことの危険性は感じているつもりですが、やはりローカル鉄道&地域再生のヒントにはなると思うのです。

3)ローカル鉄道の赤字がやり玉に挙げられるのをいつも悔しく思うので、この記事は参考になります。

日本の公共交通は公営・民営を問わず、運賃収入を主体とした運営が当然とされる。だから鉄道・バスを問わず赤字になれば容赦なく減便や廃止が行われ、利用者減少に拍車が掛かるという負のスパイラルに陥ることが多い。

しかし欧米の公共交通は税金や補助金を原資とした運営が一般的になっている。筆者も昨年米国オレゴン州ポートランドの状況を書いた「『車優先』からいち早く転換した米大都市の今」などで報告してきた。

しかし欧州ではさらに一歩進んだ流れが生まれつつある。無料化だ。公共交通は運賃収入で支え、黒字赤字で判断するのが一般的と考えられる多くの日本人には信じられないだろうが、欧州には無料化を実現した都市がいくつもある。一国の首都として世界初の公共交通無料化を実現したエストニアのタリンを訪れた。