自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

新聞協会賞受賞の連載「環りの海」が書籍化されました!

前職、山陰中央新報社時代に取り組んだ連載「環(めぐ)りの海」が、書籍化され、本日2月25日、発売されました!

このブログでも何度か書いたことがありましたが、沖縄の地方紙・琉球新報との合同で、竹島尖閣という領土問題をテーマにした連載。2013年2月から6月まで計62回、掲載されました。

領土問題というと、国家対国家の外交問題と思われがちですが、竹島尖閣を「地元」として生活している自分たちは、どうこの問題に向き合えばいいのか。難しい問いでしたが、対岸や現場を歩いて、悩みながらチームで取り組んだ連載です。2013年の新聞協会賞もいただきました。

竹島の取材というだけで拒絶されてアポイントが取れなかったり、技術不足で納得するものが書けずに何度も書き直したり。悔しくて悔しくて、涙した場面がたくさんありました。それでも、一つ一つ、心ある友人・知人、仲間たちの助けで、乗り越えることができ、一つの作品として結実しました。

ほかの領土本とはひと味違う

他人事の「評論」ではない、生活者としての自分事の視点。そして、諦めずに平和的な解決に向けたアプローチを目指す。この2点はぶれずに、貫いて書いたつもりです。ほかの領土本とはひと味違うと自負していますし、紆余曲折ありましたが、書籍という形になって、感無量です。ぜひぜひぜひぜひ、一人でも多くの方に、読んでいただきたいです!!

もちろんこれまで書いた記事はどれも思い入れがあるものですが、この連載への思い入れは、やはり、格別です。苦しいときに手をさしのべてくれた方、重いテーマにどう取り組んだらいいのかサジェスチョンをくれた方、答えにくい質問にも逃げずに答えてくれた方、妥協なくぶつかりあった仲間、そして、読んでくださった方々。関わってくれたすべての方々に感謝申し上げます。

ご購入は、地元の書店、またはこちらからどうぞ。島根県内では、アルトスブックストア今井書店で販売される予定です!

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