自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

山陰・米子から沖縄・石垣島に2万円でやってきました!〜八重山レポート1

毎日苦しんで悶えた長い原稿も、一段落しました。まだまだですが…とりあえず。今日からは、石垣島に来ています。ん?耳を疑った?大事なことなので、もう一回言いますね。「い・し・が・き・じ・ま」。そう、あのすんごい南の西の方にある、離島ですよ!異文化すぎて、なんだか、テンションあがってます。新鮮。楽しい。しかも、米子→那覇→石垣というルート。スカイマークを使って、片道2万円。めっちゃお得。来るしかないでしょ!というわけで、本日のレポートです。皆さまもぜひぜひ〜 写真は、石垣空港にてお出迎えしてくれた具志堅用高さまw なんだかシュールでステキ。

出発は、松江から車で40分、お隣鳥取県米子空港から。2013年12月、スカイマークが米子に就航。成田、羽田、神戸、茨城、札幌、那覇と一気に新路線が登場してすごい!と地元も沸いたわけですが、いろいろ経営難だそうで…今は、羽田便が神戸経由になりましたし、直行は、神戸と那覇のみです。でも、これまで、高い高い航空運賃に悩んできた身としては、選択肢が増えることは大歓迎です。がんばってほしい。スカイマーク。だって、これまで東京まで往復5万円の航空運賃って、高過ぎでしょ。5万円の服を買おうと思ったらどれだけ悩むか…ひとつだけ、スカイマーク就航以来、米子空港の駐車場がいっぱいで、常に第3、第4駐車場に回るしかないのはちょっと不便かな… 歩道橋があってさほど遠くないからよいけど。昔のイメージでギリギリに来ると、乗り遅れちゃうことにもなりかねないので、お気を付けくださいね!

運賃は片道2万円だったと冒頭に書きましたが、フレックスという取消も変更も不可の代わりに安い運賃の制度でして、残席などで料金が変わります。安いときは1万6000円台も!!お得すぎる。もう少し割高ですが、取消や変更ができるフリーフレックスというのもあります。お好みで使い分けてください◎

いざ那覇へ!現在は一日一便、1030発、1250着のみです。本日、定刻通りに離陸。思ったより乗客は多くて、座席が7割くらい埋まっていた感じかな。ふと窓の外を見ると、おや、赤いハートマークを発見。スカイマークボーイング737-800には、小さな翼部分のウイングレットに、こういうイラストがあり、ほかにもダイヤ(黒)とかもあるそうです。

機内サービスは、コーヒーやスープ、ペットボトル(小さいもの)などが一律100円。カップヌードル(ミニ)もあったな… 食べてる人見たことないけど… ホットカフェオレが、なかなか画期的というか、ホットコーヒーと牛乳(常温)が出てきて、自分で混ぜるという。猫舌の私としては、常温の牛乳をどばばっと入れ、ちょうどよくなったのを飲むというのが、かなりお気に入りなのですが、熱々が好きな方なら「ぬるいやないか!!」とひっくり返したくなるのかも?あ、左に映っているのは、大学時代の友人・咲子ちゃんがくれた広島土産です。販売はしておりません。。。咲子ちゃんありがとう!

話がそれたのをぐいっと戻します。2時間20分のフライトですが、外を眺めたり、ちょっと考えごとをしていると、結構、あっという間。定刻通りの1250、到着しました。今回は機体からターミナルまでバスでしたが、バスでないときもあるとのことでした。那覇空港は、南国ムード漂う、開放的な雰囲気。やっぱりオリオンビールの看板。愛されてます。具志堅さまじゃなかったけどね。でもいいなあ。島根にもビール会社ほしい!

そしてそして、石垣へ、と言いたいところですが、1625発、1730着。1250に那覇に着いてから、3時間半、空いていますが、まあめったに来ない那覇に滞在、散策できると思ったらよいでしょう。那覇空港は、市街地に近く、モノレールで15分程度で着きます。今回、私も用事があったので、市街地に出ました。戻るときはタクシーに乗りましたが、10分程度、1060円でした。近くて便利〜 ちょうど沖縄県知事選で、タクシーの運転手さんと地方政治談義で盛り上がりました。結局、到着機材の遅れで、出発時刻は20分程度遅れましたが、ほかの飛行機も軒並み遅延が発生してました。たまたまかな?常態化

あっという間に、石垣島が見えてきました!沖縄〜南国〜真っ青な空と海〜というイメージでしたが、、見事に、曇り。これでは山陰の空と海と変わらないぞ!!あ、もちろん、好きですけどね、山陰の鈍色の空と海。夕刻に近づいて、空が暗くなってきたのもあるけど、それにしても、既視感ありすぎ(涙)透き通ったオキナワンブルー(※勝手に命名)が見たいの。あした天気になあれ

1740、無事に到着したころには、もう夕闇迫ってました。

しかし、新しくキレイな空港でびっくり。ちょっと調べてみたところ、反対運動もあって紆余曲折あったようですね。スカイマークのほかにも、ANAなど5つの航空会社が乗り入れていて、路線も、羽田、関西、中部、那覇宮古、与那国、とたくさん!こちらもびっくり。人口どれくらいなのかしら?と調べてみて、さらにびっくり。

石垣市の人口は、平成22年国勢調査で46,922人。
    過去における人口の推移をみると、
    昭和40年(1965年)41,315人からその後は次第に減少し、
    昭和50年には35,000人を割るに至りました。

    しかし、近年は次第に増加の傾向を示しています。

    その要因としては、沖縄振興開発計画に基づく公共投資の増大や
    観光収入の著しい伸びに支えられ、それら関連産業が好調に推移し、
    労働力人口の流出が抑えられたためと考えられています。

        平成24年(2012年)11月末現在: 総数 48,802人(世帯 22,149戸)

石垣市議会のサイトより。5万人近くって多いなあ。しかも、最近、かなりのペースで人口が増えている。島根ではなかなかないです。ちなみに、島根の離島である隠岐諸島では、一番大きな島後の隠岐の島町でも15000人です。石垣市のこと、もっと詳しく知りたい…

空港は新しいだけではなく、地元の文化を感じさせました。到着口の真正面の看板には大きく「おーりとーり」。八重山地方の言葉で「いらっしゃい」。おもてなしの心を感じます。そのほか、ちょっとした建物のデザインが南の島っぽくて、そうそう、具志堅用高さんもそうだよね!地元出身で石垣市観光大使だそうです。空港だけでも「南の島に来たな〜」「異文化に来たんだ!」という、テンションあがるには十分でした。ワクワクしたのです。考えてみれば、旅人というか観光客は、非日常を味わいに来ているのでしょうし、そう思うと、我らが島根の出雲空港は味気ないかも??「出雲縁結び空港」って、名前はGood!と思いますが、書いてあるだけ、で、空港全体から地元の文化の香りはしない…気がします。必要なのは、えーと、例えば、そうだなあ、築地松(ついじまつ)か!?

思ったより長くなってしまった。ところで、遊びに来たのではなくて、明日からがお仕事本番であります。境界地域研究ネットワークJAPANの竹富セミナー。こちらの様子もレポートしますね。ほかにもレポートたくさんたまってる気がしますが、、またひとつひとつ書いていきますー