自由のドア

島根、ローカルジャーナリズム、ときどき鉄道

島根?or鳥取?(奮い立たせるもの)

気持ちが沈んだり、やる気が出なかったり、、ということはありませんか。私ももちろん、そういうときはある!結構ある!のですが、そういうときに、自分を奮い立たせるものを用意しています。まあ人間だから、落ち込んだりもするし、それはそれで仕方なくて、でも、そうなったときに、脱出できる、テンションを上げるきっかけがあるといいなと思うのです。3つあります。

1つめ。心が疲れているときは、笑うのが一番です。大声で笑うと、理由なしに、前向きになれます。え、私だけ??試しに、やってみてください。島根LOVEな私のオススメの曲(動画)が「島根?or鳥取?」。画質は悪いですが、ぜひ、見てみてください。あ、冗談が通じない人は見ないでくださいね(笑)


これぞ、島根と鳥取の真骨頂、というか、こんなに面白くいじられてしまう島根と鳥取が、愛おしいです(笑)何回見ても、笑えます。後ろにいくほど、笑えます。シュール。くだらない。「島根のない国に行きたい」って。深夜に一人で大爆笑。自分の悩んでいたことなんて小さく思えて、まいっか、と、前向きになれます。皆さまもぜひ。

2つめ。もう少し真面目に、というか、本業で悩んでいるときにパワーを発揮するのが、詩「ぼくらの風」。長いけど、引用します。

ぼくらの風      近藤宏一

健ちゃん
萎えたその手にハーモニカは持てるか
いや 持たねばならない
その唇にドレミは唄えるか
いや 唄わねばならない

外には風が吹いている
外を吹く風は冷たい木枯らしだ
木枯らしは萎えた手の皮膚をいため足のひびわれに血をにじませる
そして ぼくらにはぼくらの風が吹いている

ああ ぼくらの心を吹く風よ
それは決して冷たくない
健ちゃん
萎えたその手にハーモニカを持てるか
いや 持たねばならない
その唇にドレミは唄えるか
いや 唄わねばならない

たっちゃんもおなじだ
弘も五郎もみんなおなじだ
テーブルを叩いてリズムをとっているちょねさん
窓辺で手拍子をとっているのは鈴木くん
壁にもたれて天井をにらみつけている義足の輝一

みんないま邪魔ものを払いのけるようにして
自分の楽譜を脳裏に刻みつけている
それは ぼくらの心の中を吹く風だ

ドラムの川崎のおじさんよ
あなたは五十一才の足でペダルを踏む
浅井くんよ
きみは貯金と借金で買い求めた三千円のギターをはじく

ひとつの思い
ひとつの願い
ひとつの音楽
それらはぼくらの心の風だ
部屋中いっぱい渦をまき ごうごうと音をたてるハーモニカだ

健ちゃんよ
萎えたその手からハーモニカを落としてはならない
その唇にドレミを忘れてはならない
きのうまで部屋の片すみでじっと蹲っていた健ちゃん

きょうはそのくらさはどこにもない
生かされてきた昨日
生きぬこうとする明日へ
健ちゃん
ためらうな おじけるな

窓にはもう月が昇ったであろう
外には風が吹いている

ぼくらにはぼくらの風が吹いている
もうみんな覚えたであろう
はじめて生み出すぼくらの歌
みんなでいっしょに風の中へそれを流しだすのだ

さあ 用意はいいか スタートだ

東京にある国立ハンセン病資料館に、この詩が大きく、パネル展示されています。作者の近藤宏一さんは、ハンセン病の元患者の方。病気の後遺症で手が不自由で、ハーモニカを首にかけて演奏されていたそうです。仲間とハーモニカ楽団「青い鳥」を結成して、海外でも公演経験があります。その楽団をうたった詩です。

昨年、初めて資料館でこの詩に出合って、しばらくその場から動けずに涙が止まりませんでした。情熱。誇り。力強さ。まったくもってうまく表現できませんが、私もいつか、読んだ人の心を激しく揺さぶるような、こんな作品を書きたい、と激しく憧れ、そのときから、目標になっています。原稿が書けなくて行き詰まったり落ち込んだりしたときにこれを読むと、原点に戻れるというか、やっぱりいいものをつくりたい!頑張らなきゃ!と、自然に気合いが入ります。

3つめが、The Beatles「We can work it out」
洋楽はほとんど聴かないのですが、なぜか、この曲だけは、つらいときだけ引っ張りだしてきて聴くという。サビにあるフレーズが、ストレートに心に響くのです。

Life is very short, and there's no time

人生は短い、ってことですね。なんてシンプル!そう、人生は短い。落ち込んでいる暇はないのです…!歌自体は、彼女とヨリを戻そうと説得する彼氏の図、という感じで、あまり関係ないのではありますが。車の中で大音量で聴いて、気持ちをアゲてました。もっと若かりしころの、青春の思い出(笑)


落ち込んだときに見たいものがまとめてあると便利だなーと気づき、自分のためにまとめただけでした。カテゴリー何にしよう。。。お付き合いくださってありがとうございました。ぺこり。